素晴らしきB級映画16
『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』(原題:狄仁傑之通天帝國)2010
また中国映画です^^
なんとも奇っ怪な題名で、またなんで「判事」なの?と疑問を抱きながら見たので、その分面白さが薄れました。 これから見るかたは、まずウィキで予備知識を付けることをオススメします。
要約しますと、ロバート・ファン・ヒューリックというオランダ人が書いた、唐時代の中国が舞台の『ディー判事シリーズ』という推理小説があって、この映画はその一つのエピソードらしい。
のっけからヒトが発火して死ぬシーンがあって、推理小説だから何かトリックがあると思ったら大間違い、「発火する毒薬を飲まされた」のよね……そりゃーファンタシーの世界の話でしょ^^;
んで、則天武后!が一度は左遷・投獄した最高裁長官(そりゃ判事かも知れないけど、時代劇なんだから”判官”とか訳して欲しかった)の狄(ディー)仁傑(アンディ・ラウ)を呼び戻して、捜査に当たらせる、というお話。
その監視役の強〜い女性がリー・ビンビン(李 冰冰)。
でまぁ、犯人は判明するんだけど、それが意外すぎる人物。
リー・ビンビンもあっさり死んじゃうし、主要人物が皆死ぬところは八つ墓村。
良いところは……セットの大仏(観音?)様が巨大なことと……改めて則天武后がらみの中国史のお勉強が出来た(笑)こと。
30点
なお、ロバート・ファン・ヒューリックの作品は多数あって、ほぼ全て翻訳があるようなので、読んだことがある方は感想をよろしく^^
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