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2020年07月10日23:00

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素晴らしきB級映画15『オルド 黄金の国の魔術師』2011 ロシア映画

素晴らしきB級映画15
『オルド 黄金の国の魔術師』2011 ロシア映画
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 14世紀、巨大な勢力を誇ったモンゴル帝国の一角に君臨した金帳汁国(キプチャク・ハン国)、通称・黄金のオルド(帳幕)。 その国で、ハンと呼ばれる君主ティニベクが暗殺された。 犯人はティニベクの実弟であるジャニベク。 彼は暗殺によって新たなハンとなるが、母である皇太后タイデュラは、ジャニベクの資質に疑問を感じていた。 そんな中、皇太后タイデュラが突然失神し、両目を失明してしまう。 驚いたジャニベクは奇跡を起こす力を持つとされるモスクワ司教アレクシイを招き、母の目を治せなければモスクワを焼き払うと脅迫する。
 モスクワ司教は、その治療が効果を見せず放逐され奴隷のような身分まで落ちるが、やがて皇太后の目は自然に治り、司教は褒美をもらってモスクワに帰る。

 心理的葛藤を描いた映画で、アクションはほとんどありません。 タイトルはインチキ。

 「タタールのくびき(軛)」(ウィキにあります)時代のロシアをロシア側から描いた歴史映画です。 といってもあらすじに書いた、ごくささやかな部分に過ぎませんが。
 ロシアの成立は世界史でもほとんど取り上げられませんし、その後のソビエト連邦や現在のロシア連邦の形態もほとんど日本人には理解を絶する現象なのですが、「タタールのくびき」を読むと、いくらか見えてくることもあります。
 この映画がそういうきっかけになれば、作った人も本望でしょう。 アマゾンでは見られませんが、どこかで放映することがあり、おヒマでしたら、ご覧ください。
 40点

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