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2020年07月10日11:58

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85 詩・短編を書いてみた(第1917回)

短編・詩を書いてみました(^_^)
素人が書いたので
気に入っていただけるか分かりませんが
一生懸命に書いてみました
暇なときにでも読んで
楽しんで頂けると幸いです(^_^)b


87「とある取り調べにて…」
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警察の取り調べはキツい
やってもないことの自白を要求されるのだ
早く終わらないだろうか・・・
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ドン!!

取調室に刑事さんが机を叩く音が響く。

「お前が殺したんだろ!」

刑事さんの脅迫混じりの追求に
僕は「殺していません…」と呟く。
しかし
その発言が気に入らないのか
刑事さんはさらに怒気を強めた。

「証拠があるんだ。言い逃れが出来ると思っているのか!」

刑事さんは1枚の写真を机に置く。
それは
誰よりも優しくて。
誰よりも可愛くて。
誰よりも強い。
僕の大切な彼女が殺された写真。

刑事さんは
僕がこの人を殺したのだという。
でも
僕が彼女を殺すわけがない。
だって
彼女は僕のような人間にも
微笑みを向けてくれる素敵な人。
そして
僕との会話にも嫌な顔をせずに
受け入れてくれた素敵な人なのだから。
それなのに
なぜ彼女を殺さないといけないのか?

彼女がいることで
僕は毎日が幸せで…。
いつか彼女と一緒になれればと
思っているだけなのに…。

誰にでも向けている笑顔を
僕だけに向けてほしいと
思っているだけなのに…。

そう思っているだけで
毎日が苦しくなることを
刑事さんは分からないのだろ…。

だから
きっと僕の「側にいてほしい」という想いも分からないのだろう…。
だったら相手にしない。
こんな人に話しても無駄だ。

でも
また刑事さんが言う。

「お前が殺したんだ!」と…。

僕が殺す…?。
そんなわけない。
だって彼女は生きている。
今は僕の血や肉となって
僕の心と身体に残っているからだ…。

だから僕は言う。

「殺していません」と………。



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