電通側の「第三者が商標登録をする可能性を考慮した結
果、キャンペーン中に権利侵害が発生する可能性がある
ため登録を試みました」は理屈としては間違っていない。
イベント開催したときに商標登録した第三者から訴えら
れる可能性を排除したかったのだろう。企業としては間
違ってはいない行動である。しかし、近年の電通に対す
る国民の不信感がそれを許さなかったということだ。社
員の過労による自殺に始まり、多々の事件でイメージが
非常に悪い。ひと昔なら電通に勤めているといえば羨望
に近い見方をされたがいまは恐らく肩身が狭いだろう。
近々なら「100日後に死ぬワニ」や特別給付金を巡る疑
惑など全く良いイメージが湧かない。「独占的かつ排他
的な使用は全く想定しておりませんでした」と釈明して
いるがそれならそれでそのまま出願していればいいのを
取り下げたということはそうなのだろうと逆に捉えられ
ても仕方ないだろう。後、一時期話題になったなんでも
かんでも商標登録出願していた人(PPAPのときに話
題になった)がいたが商標登録出願すれば全部が通るか
と言えばそうではない。あの時はさも自分が商標登録で
きたと見せかけて企業を”脅していた”だけである。本来
、全く関係性がない人(企業)が商標登録出願した場合
は特許庁は商標登録されることはないと公言しているの
である。そういう変な人対策という意味でも電通の建前
の対応であるキャンペーン中に権利侵害が発生する可能
性対策なら問題なかったし、そう丁寧に説明すれば良か
ったはずだ。それを逆に引っ込めたから「やっぱり」と
言うことになっただけだ。また、電通のイメージが悪く
なっただけの事件である。
■電通が「アマビエ」の商品登録を出願も、6日に取り下げ…「独占や排他的使用は意図せず」と釈明
(まいどなニュース - 07月06日 20:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=6147484
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