自治体の給付金　の雑感

ウチの近くの自治体が、独自の給付金制度を作って配布している。都市部ほどではないにしても、コロナで生活苦しくなった業種の人は確実にいるので、素晴らしいことだと思う。

しかし、そこの自治体というと、かつてバブルも終わろうかという最悪のタイミングで、ロクに使いみちもないデカい箱物を作って　デカい借金をこさえた挙げ句、一発逆転をかけた市町村合併も、謎の上から目線交渉で失敗と、いろいろとやらかしてきた自治体。

だから、給付するカネなんか残ってないだろうと思うのだけれども、それでも特に問題になっていないのだから、親方日の丸だとどうにかなってしまうものなのかなと　勝手に納得する。

小田原市長選、公約で「ひとり10万円」→当選後「国の給付金のこと」と判明…批判の声も
https://biz-journal.jp/2020/06/post_165360.html

市長陣営は「市に独自で配るだけのカネがない事くらい　常識で考えて分かるだろう」と言うのだけれども、こんなに堂々と書かれたら、よく分かってない市民からすれば「親方日の丸だし　公債発行でどうにかなるのかな」みたいに考えたとしても仕方ないよなと。票差１％未満の超接戦だっただけに、市民団体による訴訟は免れ得ないのではないか。

ちなみに独自の給付金を配っているという近くの自治体。ロクに使いみちもなかったデカい箱物は、老朽化によって本当に使えなくなってしまったものの、取り壊し費用がデカすぎて壊すことも出来ず、維持費だけが消えていっている。役所や消防も「津波が来たら全滅する」ということで高台移転が始まって、それでまた費用がかさんでいる。大きな観光資源だったブサカワイイ犬は、先日に大往生した。大丈夫なんだろうかと不安になる。