6月。条件付きとはいえ映画館が無事再開し、プライベートでも仕事でも映画三昧な日々が戻ってきた喜びを噛みしめる今日この頃。とりあえず今月観た映画をサクッと振り返る。
●幸福なラザロ(洋画)
メキシコの村。何も知らされず雇い主に搾取される村人の中で、何一つ疑うことなく働き続ける青年・ラザロのイエスマンな生き様が、思わぬ波乱を呼んで…的な話。1時間丁度で話がぐわっと動いて、後はもうスクリーンにくぎ付け。ビックリ無情系名作。
●クリード チャンプを継ぐ者(洋画)
ロッキーもといアポロ二世。アポロの隠し子がボクサーを目指し、老いたチャンピオン・ロッキーと出会うという男のドラマ。二世もののウリである「あのキャラのその後」を存分に見せつつ、ボクシングもののバトルドラマも熱い。強敵に破れ、くたびれたジムで特訓、ロッキー(老兵)の渋い助言、BGM付きマラソン、そして決戦! これでいいんだよ!
●クリード 炎の宿敵
続編。やってる事は前作というかロッキーシリーズ全部一緒だけど、こっちは4で出てきたドラゴ親子がライバルという男のドラマ。二世もののウリである「あのキャラのその後」を存分に見せつつ、そして自キャラを食うほどのドラゴ親子のバックボーンが熱い。強敵に破れ、くたびれたジムで特訓、ロッキー(老兵)の渋い助言、BGM付きマラソン、そして決戦! これが飽きないんだよ!
●SHIROBAKO
休業前も見て休業後も観てあとはBD待ち。山田さんがスキャンダル帰りしたときのスマホのネットニュースの誌面とか、一時停止しないと確認できない小ネタも多いのよ。
●アキラ(4K)
レビュー済。
#mixi_diary
https://open.mixi.jp/user/8364432/diary/1976013653
4Kのすごさはよう分からんかったが(4Kテレビとか最新映画見れば嫌でもわかるんだけど)大スクリーンの鉄雄はすごかったし、改めてカオリちゃんの「パッと見地味だけどオタク受けしそうな美少女」ってビジュアルが良かった。ケイなんか金田の2Pカラーみたいなもんだしな。
●ドクタードリトル(字)
アイアンマンに疲れた中の人が挑戦した古典コメディ。美麗CGの動物たちと繰り出すハチャメチャ大冒険! 良くも悪くもファミリー映画で、ドタバタ活劇とペラペラなドラマで気付けばエンドロール! でもどうにかドラマチックさや重厚さを出そうとする最近のディズニーを観ていると、本当のファミリー映画はこれぐらいのさじ加減で丁度いいのかもしれない。リアルな動物CGでも「ライオンキング」みたいな生々しさがないのはポイント高し。
●ゲド戦記
ジブリの裏番。原作未見勢・原作ファン・そして見てないけど叩くファンから集中砲火を受け続ける悲劇の作品だが、見てみたら意外に悪くなかった。一流の美術とジェネリック駿キャラ、タレント声優の熱演(テルーもまあアリ)も光るも、どれも重くて哲学的な原作の話には相性が悪く…というか、原作読んでない自分でも無理だと思うよ! 当時膨れに膨らんだジブリブランドのでけえ枷の中で吾郎よくやったよ!
●ソニック・ザ・ムービー(字)
整形大成功。同じアクションゲームのビッグタイトルというとどうしてもマリオを思い出すが、こっちは無理に原作に寄せず(あっちはキノコとか妙な所で引っ張られてた)さっさと現代世界にワープして溶け込むスマートな展開。
足の速さはフラッシュ(作中でもマンガ出てくる)をほうふつとさせる時間停止描写でコミカルに描き、陽気な性格も「無邪気だけど生身の友達に憧れている」というエモい心理描写で胸キュン。実写のエッグマンは「丸くねえじゃん」と思ったが、こじらせまくった性格とキレッキレの演技で「これはこれでいいじゃん」と納得。
ぶっちゃけキャラ人気はあってもゲーム自体の国内人気は…なソニックを、こうも取っつきやすいエンタメ作品に仕上げたスタッフの手腕は確かで、思ったより原作知識が問われる名ピカと比べると、予備知識0でもすんなり楽しめる本作の方に軍配を上げたいと思いました!
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