先日、3期鬼太郎さんが駄々をこねて押し入れに籠っちゃったネコ娘を外に出すのに手こずっていた時に、「お嫁にいけない」と言ったネコ娘の言葉に、
「行くところがなければ、ぼくがもらってやるよ!」
って答えたセリフ、アタイはシビレタってーいうようなことを書いたけど、今のご時世、あんまりよろしくないフレーズなのかもしれないよ鬼太郎さん…
彼女のご両親への結婚の挨拶で
「お嬢さんをください」
って言うの、向こうのお父さんへの心象よくないみたいだってーなぜなら「物扱いされてるみたいだから」。
まー考えてみれば確かに。
昔は女性を物扱い視することも多かっただろうな、だからこういう言葉が使われた部分もあったんだろうな。
だけど物扱いするばかりではない印象もこの言葉から伝わってくるかな。
娘さんをぼくにください。貰いたい。欲しい。所有したい。
お気に入りは近くにおきたい。手元におきたい、側に欲しい。
だから大切にするから。
「物」みたいに捉えちゃったらそれまでだけど、日本人って比喩表現上手だからさー。言葉の使い方が巧みだし、言い回しもたくさんあるし。
そして恥ずかしがり屋だから。
だから敢えてこういう言い方をしてきた面もあるかもなと思う。
上手く言えないけど、日本人だからこそ伝わる情緒というか、意図というか、「くれ」という言葉の上面だけではない、その言葉に秘められた深い意図をお互いに感じ取ることができていた時代だったという部分もあると思う。
3期鬼太郎さんはあの時咄嗟だったから
「ぼくがもらってやる!」
って言ったけど、今の時代だとネコ娘を物扱いしてるとか上から目線だとも感じ取られるかもしれない。でもあの言葉にはもっともっとたくさんの言葉や意味や思いが含まれていたはずなんだよね。
ネコ娘がどこにも行くあてがないような魅力のない女の子とは思っていないだろうし、でも絶対自分のところへこい!なんて偉そうに考えてはいないだろうし、ただ自分はネコ娘の為に自分の隣を開けておくからもしもネコ娘が来てくれるんならいつでもおいでよっていう「優しさ」しか鬼太郎さんは持っていないと思うの
←妄想
(笑)
とか言ってるけど、鬼太郎さんから「もらってやる!」って言われたら選択肢は「はい」か「YES」のどちらかの返答しかないんよ!!!!!!!
(笑)
言葉は使う人によっても印象って大きく左右されるものだね。
そしてその言葉を一辺倒に捉えてもダメよね。
ふと思い出した歌。
見えるものだけ見てちゃ駄目だよ
見えないものを見なきゃ駄目だよ
聞こえることだけ聞いてくよりも聞こえないことを聞いてかなきゃ
言葉の裏側に隠されてる真実がちゃんと見えてるかい
そういうことを信じていれば
外国語を習得するよりも母国語を得ることって大事だなぁって今なんとなく思った
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