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2020年06月24日17:40

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韓国人タクシ−運転手の物語から読み解く

韓国タクシー運転手キム・サボク氏の勇気ある行動が知られたのは、
『タクシー運転手 約束は海を越えて』(原題:택시운전사、英題:A Taxi Driver)が
公開された2017年になってからの事だった。この映画は1980年5月18日の光州市内で
起きた全軍による市民、学生の虐殺事件の実話を基に公開された映画で、韓国では
1200万人以上の人が観た大ヒット作品だったという。
1979年韓国では朴 正煕(パク・チョンヒ)暗殺事件が起き、金大中が逮捕されて
以来、憲法を無視し集会、ストライキを禁じた戒厳令が敷かれ、学生を中心に
戒厳令撤廃運動、金大中解放要求が盛んになっていた。
1980年5月15日には労働組合のデモなども加わり運動はピークに達し、ついに
戒厳軍は広州市内に集結した群衆を武力で制圧しようと無差別銃撃を開始する。
何千人もの死者が出たが,メディアは一切報道せず国民は知らされずにいた。
間もなく 全斗煥(チョンドンファンが)クーデターを起こし軍事政権を宣言するに
至ってドイツ通信社記者の記者のピーターは、光州をを取材しようと,
またま通りがかったタクシー運転手キム・マンソプは(ソン・ガンホ))に
光州行きを依頼する。
マンソプは、政治に関心なく、光州で起こっている事も知る由もなかったが、
10万ウォンと言う高額な運賃が得られるというピーターの話につられ、
ドイツ人記者ピーター(トーマス・クレッチマン・・戦場のピアニストを演じた)を
乗せ光州へと車を走らせ、検問を掻い潜り光州へ入る。
そこでピーターは軍による暴虐を目撃し、その事実を全世界に発信するため
撮影記録を持ち帰ることを決意する。キムも、仲間や市民との出会い、
そして無残にも次々に死んで行く彼らを見るうち、次第にピーターの使命を
理解するようになり、クライマックスではピーターのカメラを没収しようとする
政府の追手とカーチェイスをしながらソウルへと戻るシーンは死と隣り合わせの世界で
息を飲んだ。
二人とも何度も絶対絶命の危機を乗り越え、最後にはピーターが録画した生々しい
虐殺映像がスクープとして公開され全世界が知ることとなるまでを
ドキュメンタリータッチで描いた映画だ。
現韓国大統領文90回アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作ともなったこの作品を観て
2017年8月、ユルゲン・ヒンツペーターの妻であるエーデルトラウト・ブラームシュテトはソウルを訪問し、亡夫の実話に基づいた『タクシー運転手』をその家族に加え
韓国大統領の文在寅とともに鑑賞した。青瓦台の高官は「映画では如何に
外国人ジャーナリストが我が国の民主化に貢献したかを描いているとコメントしたと
いわれる。映画を観た後、文大統領は次のようにコメントした]。
光州事件の真相は完全には解明されていない。これは我々が解決すべき課題であり、私はこの映画がその助けになると信じている。
— 文在寅
韓国文在寅は日本に対して解決済みの問題を蒸し返し続けているので、
好きではないが民主的なのはいい。
韓国大統領には歴史的に不正が多く、数年前、朴朴槿恵(パク・クネ)前大統領は、
幕幕・崔順実(チェ・スンシル)の操り人形に過ぎなかったと、
韓国のテレビ局、新聞社が暴露して、朴朴槿恵退陣要求を求める大規模デモが起こり、逮捕までされるという事件があったばかり。メディアの力は日本以上で、まさか今の民主的国家が再び軍事クーデターでひっくり返るなんて事はないと思うが、
北挑戦から全く信用されていない文在寅政権を国民が見限る時、何が起きるかは、わからないなと思う。

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