北川 高嗣
13分前 ·
読後感:「女帝」
「
T. H.
22時間前
『女帝 小池百合子』読了。
前半の「カイロ大学 首席卒業」のいきさつも唖然とするが、やはり本領発揮は政治家になってからの「第4章」以降。
「政界の渡り鳥」の異名もあるほどだが、その時の政治状況の中で、彼女がどう権力者にすり寄り、ゴマを擦り、のし上がっていくかが、時系列でつぶさに語られていく。そして用がなくなれば、自分を引き上げてくれた恩人までも冷徹なまでに切っていく。
さらに彼女の公約は常に思いつきで、マスコミ受けするものばかり。それでも公約を守ればここまで書かれることもなかったろうに、とにかく平気で嘘をつく、裏切る。自分が悔しい思いをさせられた相手には、必ず復讐する。常に敵を作り、自分は被害者であるかのように装って、スポットライトを浴びる。横文字を多用して、みんなをケムに巻き、「やってくれるだろう感」を出す。ホントにホラーよりも恐ろしい。
彼女が権力の座についても、結局みんなが翻弄されて、引っ掻き回されて疲弊するだけ。公約はひとつも守られない。そもそも公約と言えるようなものもない。この人を大都市東京の首長にして、東京都民、ホントにそれでいいの?
東京都民には選挙に行く前に是非読んでほしい。読んだうえで、それでも小池百合子に入れるのか、決めてほしいと思った。
」
*T.H.
オーガニック、ガーデニングの大家、著作多数。男性。
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