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2020年06月20日19:34

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BLACK LIVES MATTERS

5月末、ジョージ・フロイドさんが頭を挟まれ窒息させられた事件以来、

タイトルのBLACK LIVES MATTERSのプラカードを掲げた行進が世界中の国で

繰り広げられている光景を目にする。既に一月と経過しているにも拘らず,未だに

警察への抗議、明かな人種差別に基づく殺人へ抗議のプラカード行進は続いている。
 
意味するところは黒人の命も尊重されるべき重要なものだという事。

傍観の警官も含めどんな刑が科されるのか分からないが、忘れた頃に繰り返される

黒人殺傷事件からは、アメリカ社会の黒人への差別が根深さを痛感させられる。

今回の事で思い出すのは、去年映画館で友人と見た観た映画、グリーンブック。

この映画は、1960年初め、ナイトクラブの

イタリア系用心棒のトニーと、、カーネギーホールの最上階に住む、

黒人アメリカンの天才ピアニスト、ドクタードンの差別と偏見に出くわしながらの

ロードムービー。

トニーは、クラブが休みで仕事を探していた時、たまたまドンが南部への演奏旅行の

付き人を募集してのを知り、期間限定の運転手兼用心棒となったんのだが、

黒人への差別のない男ではないだが、ドンは陽気で家庭思いのトニーを気に入り、又

トニーは、トニーでドンがステージの演奏で聴衆から受ける喝采からリスペクトするよう

になりお互いの信頼が増していく。

ドンのホテルでの演奏会のある日の出来事、ドンの演奏を心待ちにしている

上流階級のホテル客に、いつものように素晴らしい演奏を披露、拍手喝さいを浴びる。

所が演奏を終え、ドンがトイレに入ろうとすると支配人が声をかけ、そのトイレは黒人禁

止だと告げる。50年余り前といえば、丁度キング牧師がアラバマでの有名な演説が

された時期で、バスに乗っても、レストランに入っても席に座れず差別と偏見に満ちた

日常が当たり前だった。大衆を前にしたその演説では、特にアラバマ州の

差別と偏見をする州知事の糾弾とアメリカ全土からの黒人差別撤廃と自由の付与、

に基づいた判断を求める格調高く、力強さに満ち感動的なものだったが、

当時の現実をトニーとドンはまさに体験していたわけだ。トニーは付き人を務とめる

主人ドンの受ける差別を目の当たりにし黒人の受ける差別と偏見に憤りを感じる。

この映画は、深刻ぶった映画ではなく、ほのぼのとした友情とか家族愛も描きながら、


差別と偏見をなくしていこうと前向きなアメリカの未来への願望を込めた実話映画

であって、だからこそ2019年のアカデミー作品賞を受賞しているのだが・・・

オバマ前大統領で一歩前進したかに見えたアメリカが選んだアメリカ第一主義者の

トランプ大統領は移民排斥主義者で、根本的なところで白人優先思想だから、

起こっている事件という気がしてしかたがない。

何かと批判の多い大統領を又アメリカが選ぶとは思えないが、再選されるようなあ事が

起こるとこうした事件は又起きるのは避けられない気がする。





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