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2020年06月17日21:26

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癌の話

6月17日(水)晴れ
月曜日は、半年に一回の定期検診日だった。
ワタクシは、過去に乳がんと肺がんの手術をした。
どちらも同じ病院で手術を受けたが、乳がんのK田Dr.はその後、別の病院に移られ、ワタクシは彼を信頼しお慕いしているので付いていった。
で、鹿児島に帰ることになり、肺がんの方のドクターにはその旨をさっさと伝え、今までの経緯やら書いた紹介状を作ってもらった。(今はDVDなのよ!)
しかし、乳がんのK田Dr.にはなかなか言い出せなかった。
娘が、小5で転校する時、なかなかお友達に言えなかったのはこういう気持ちだったのかなあなんて思ったりした。
血液検査の結果、中性脂肪の値にギョッとされてはいたが、まあいいでしょうと苦笑されつつ、じゃあ次は12月に・・・とおっしゃるので
「ぢつは夫の退職で九州に帰ることになりまして・・・」
K田Dr.「え?九州?九州はどちら?」
n「鹿児島です。」
K田Dr.「鹿児島だったら◯◯病院か、△△病院を紹介しようか?◯◯病院には、□□病院(ワタクシが手術した病院)にいたドクターがいるよ!そこを紹介するよ。」
ワタクシは、鹿児島に帰ったら、適当に病院を探して定期検診してもらって、もし異常が見つかったらさっさと東京のK田Dr.に診ていただく気でおりましたと言うと、可笑しそうに微笑まれる。
そして、「一年に一度くらいの検査で大丈夫だと思うよ。」とおっしゃって、さらには肺がんの方の心配までしてくださる。
その昔、K田Dr.がワタクシの小さな小さな肺がんの影を見つけてくださったのだ。
90度にお辞儀をして診察室を出てから、待合室で今までのことを思い出して泣きたい気持ちになる。マスクよありがとう。
本当にK田Dr.には感謝しかない。
彼のおかげでワタクシは生きている。

膝の心配もそうだが、中性脂肪の数値も落とさねば!と炎暑の中、サイクリング。
ラインの着信音。
今、乳がんで闘病中のA夫人からだ。
今日、月いちの通院日とのこと。
コロナのせいで、付き添えなくなってもう何回一人で通わせたことだろう。
彼女が言う。「私のママ友のOさんって覚えてる?」
以前、乳がんになってしまったOさんに色々話して欲しいと頼まれ、3人でランチしたことがあったのだが、そのOさん、今度はまた別の癌発症。
手術も終わり、全部取り切ったらしいのだが落ち込んでいるとのこと。
再発じゃないんだよね、ワタクシの肺がんの話もして励ましてあげて。というやり取りをする。

広い公園の中でやみくもにチャリを走らせ、彼女からの着信音がするとチャリを止めて返信して、を繰り返す。
暑い。
日陰に入ると蚊に刺される。
A夫人が言う。
「中学の同級生のラインがあって、いつもは既読スルーしてるんだけど、一人の男子の奥さんが癌で亡くなったって言ってて。
話が話なだけに自分も闘病してるよってなことを言ったら、相談に乗るよって個人ラインがきて、ちょっと面倒だなあと。」
きっと、その人、相談に乗ると言うより、色々辛かった話を聞いて欲しいのかもしれないなあと思った。
「同病相憐む」まさにその言葉通りのところがあって、さらに「癌」という病は特にそういうところがある。
それにしても、これほど周りに「癌」の話があふれている。
昔ほど死に直結することもなくなったとはいえ、やっぱりまだまだ怖い病気No. 1の座は揺るがない気がする。
これはまぢで早期発見が大事だから、皆様くれぐれも検診は受けましょうね。
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