真夏並みのぎらぎら太陽。
ボロマンションの蛇口からはお湯。
…まだ、そう熱すぎないから、ガス代のかからぬシャワーとしてはちょうどいい。
ただ、日中のみだが。
そこから郊外の実家に帰って、たくさんやることがあった。
押入れに突っ込んであった冬からの毛布類をすべて洗濯し、干しあげた。
そこら中のマット類も。
…梅干しも。
そのうちカーペットも…車庫の上で、たわしでこすって水洗いしなくては。
…簡単に乾かないから、これは梅雨明けになるかなあ?
下手にクリーニングに出すより、水と石鹸ででじゃあじゃあやった方が納得できるんです。
バカバカしい時間の遣い方かなあとも思うが、…これも趣味のうちか。
好きなやり方なんです。
…自分の巣を確保してから、通いの家事は趣味になり、楽しいとは言わないが、ややゆとりを持って見たり、遂行できるようになってきた。
何についても、或る距離が必要だったと思う。
息子が時々、孫娘たちを連れて来るので、…居心地良く演出してやらなくちゃあなあ。
今のうちだもの。…学校に行き出したら、だんだん遠ざかるだろう。
だから、まだ私の気力・体力あるうちに、一度見放した“いえ”を整えだしている。
活発になってきた幼子たちに、だんなはとっくに飽きてきて、うんざり、鬱陶しがり始めてるが
(実は半分私も)、
でも、幼子たちが勝手気ままにできるのは、ジジババのここだけじゃない、ね?
遠慮なく安心して遊ばせてやれるのは?
一生のうちでいい時を過ごさせてやってもいいわね?
…ケジメはつけるにしても、どうでもいいことは、自由気ままに、したい放題。
せいぜい、出来る範囲で、こぎれいに暮らせるよう努力するわ。
息子がくつろげる実家が孫たちに一番楽しい場所であるように。
それは未来につながるし…ね?
ログインしてコメントを確認・投稿する