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2020年06月14日22:39

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己の信ずる、険しき道へ。

金国がタタル族と戦うために草原の長たちに出兵を養成した。
タタル族に父を暗殺されたテムジンはそれに応じ、三千騎の出兵を決意する。
また、ケレイト王国のトオリル・カンも金国の側に立つことを決断し、一万五千騎の陣容を整えた。
一方、テムジンの盟友ジャムカは、金国とタタル族の双方を草原の民の敵とみなしていたため、この戦を静観する。
金国とタタル族はウルジャ河付近で対峙し、テムジンはタタル族の大群に向けて、速さを生かした三千騎で突撃を開始する――。



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北方謙三:チンギス紀 六 断金



北方水滸伝の流れをくむチンギス紀。
大きな意義を持つ戦が起きた今巻。

金国と結ぶ形になったテムジンと、反金国を掲げるジャムカが袂を分かちます。
その遭遇戦は、死闘と言うに相応しい戦でした。
少しの判断の違いで決した結末は残酷なものですね。

ただ、その死闘をもって名声を手にしたテムジン。
今までに築いてきたものが形になりつつありますね。
鉱山しかり、鍛冶しかり、商いの道しかり。
馬も広大な牧を手に入れ、さらに力を得ることでしょう。

負け戦もありましたが、これから精強になっていくのが楽しみ。
有力な武将が戦死しましたが、新たな人材も入ってきていますし、今はほとんど、四面楚歌な感じがしますが、巻き返しに期待!



このまま、勢いで続きを読むかな。



雨だし、雨じゃなかったら暑いし
KOTOKO『Undying Love』を聴きながら
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