■コロナで見つめ直す都会暮らしの価値 移住相談が盛況に
(朝日新聞デジタル - 06月14日 15:13)
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わたしが住まいする奈良市は、
全国でもまれなほど自然災害が少ない地域でしてな。
歴史を振り返って見ても、
� ‥景冀楼曄´◆‖膓Ш遏´� 疫病 �ぁ＼鑞陝�
などに見舞われたことが少なく、お隣の京都と比べてみれば一目瞭然です。
京都は歴史的に� 銑ち瓦討�、何度も頻発しました。
科学も医療も未発達やった古代に、奈良に都を定めた先人の慧眼には、
ホンマに頭が下がりますわ。
奈良が昔から「国のまほろば」て呼ばれてきたことも故あってのことなんですな。
けど、こんなことも決してエエ点ばかりやおませんで。
京都人の金に対するがめつさ、吝嗇と比べて、奈良人は銭儲けが下手でしてな。
戦乱や疫病に苦しみながら、何としても生き延びんとあかなんだ京都人、
一方で飢えた経験も少のうて、空襲で逃げ回ることもなかった奈良人は、
苦労して金儲けせなならん必要もなかったんですな。
つまり「これまでなんとか食うてこれたやないか、
なんでしんどい目ェまでして金儲けせんとアカンねん？」
いうのが奈良人の基本的メンタリティなんですな。
ですから、奈良人は全体的に進取の気性に乏しく保守的で、
よそ者に冷たい傾向がありますねんな。
その証拠に、観光地でありながら宿泊部屋数が日本でいちばん少ない。
観光客用のナイトライフ施設も全くない、いう統計に出てますやんか。
要するに「来たかったら来たらエエやん、ほんで遊んだら帰ってんか」
いう奈良人の本音が透けて見えとるんとちゃいますか。
なんぼ大都会が住みにくい言うたかて、地方に住むのは考えもんちゃいますか。
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