きょうの、このひ

一〇年前の私は、今ごろＰＣのモニターの前で大泣きしていたと思います。
当日は、どこに行っても地球に帰還した時の動画を見ることができず、ふてくされて夜の八時くらいから寝ていました。
そしたら、知り合いの方から「有料配信なら見られるかもしれない」と連絡をいただき、この時はじめて「ニコニコ動画」の有料会員になって動画をつないだんですね。

はるか南……といっても、かの探査機の壮大なオデッセイに比べたら大した距離でもないかもしれませんが、南半球の豪州大陸ウーメラ砂漠の上に青白く輝く姿を、当時みることができました。
あの時の感動は、今も思い出せます。

数々の感動を私たちに伝えてくれて、また宇宙開発技術に大きな功績を残した偉大な探査機は、光とともに永遠の旅路へ向かいました。
いまは、その後継機が小惑星から得た貴重な資料を抱え、順調に地球へ向かっています。

私にとって星の海というのは、常に夢であり憧れでした。
「無限に広がる大宇宙……」の言葉が有名な作品を、それこそ生まれてすぐに観てから、ずっと。
そんな星の海で、現実に起きたこととして、たくさんの感動を伝えてくれました。

そうしたわけで、また近いうちに相模原に行ってみようかと思っています。
今日に間に合いませんでしたが、何とか一〇年が過ぎたことを記念して描いてみようとも思っていたんですが、まあ……ともあれ。
私の画力は、あまり上達してませんが、やってみます。