雨のしょぼしょぼ降っておる。高山右近を読んでいる。
戦国時代のクリスチャン・ジェネラル、高山右近は高槻城主。信長・秀吉に仕え築城と戦争に秀で、茶の上手でもあった。
数多の戦功により天正13（1585）年、明石6万石の領主となる。が、その2年後、突如秀吉はバテレン追放令を発する。封土温存か棄教かを秀吉に迫られた右近は迷わず6万石を捨て、いち浪人となって流浪の旅に出る。
小豆島、熊本・・・加賀前田家に招かれ客将として過ごすこと26年。家康が禁教令を発す。それは、秀吉とは比べものにならないほど過酷なものであった。
1万5千石を賜わっていた金沢から追放、時は冬。一族郎党ともに罪人として、蓑を着、かんじきを履き、徒歩で厳寒の北国を越える。幕府が命じた行先は京都であるが、彼はむろん殉教を覚悟している。それは主イエスが十字架につけられんがためゴルゴダの丘へ歩んだ、パライソ（天国）への道程でもある。
加賀乙彦の著作を、今更ながら初めて読んだ。題して『高山右近』（講談社文庫）。
かのクリスチャン・ジェネラルに関心を持ってはいたが、本書は遠藤周作『沈黙』をも凌駕する。「沈黙」が信仰の書でなく迫害の書であるのに対し、『高山右近』は激することなく飾ることなく、淡々と“事実“を語る。「沈黙」が迷える子どもとすれば、これは確固たる大人である。
※例文を後日引用
加賀乙彦『高山右近』に俺を導いたのはもちろんキリストの神。だが直接的には
◆黄金の日日（1977年）
https://youtu.be/QEizOhZOJh8
高校生の頃、リアルタイムで観てはいたが、最近改めて視聴した。趣新たで、大河史上最高傑作との感を強くした。
※本作でジュスト高山右近を演じていたのは鹿賀丈史さん@ジーザスクライスト・スーパースター。
◆劇団四季「ジーザスクライスト・スーパースター」 ー これは後年の山口祐一郎版
https://youtu.be/pKq-QEBKcl0
名を捨て領土を捨て、苦しみのなか神に殉じた高山右近の生き様こそ�牴�金の日日“ではなかったか。
聖書にある。
「己を誇るな、神を誇れ」
本記事、別途編集します。#bookcoverchallenge として。
ハレルヤ。そして三位一体の神ぞましますこの動画は秀逸。
https://youtu.be/SgIEbbqJJro
アーメン
ログインしてコメントを確認・投稿する