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2020年06月08日13:23

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「ワイルドサイドをほっつき歩け」を買うに至るまでの話

6月8日(月)曇り
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」にすっかりヤラれたワタクシ、ブレイディみかこさんの次の著作「ワイルドサイドをほっつき歩け」をご購入。
これはまぢで珍しいことなのです。ワタクシが書籍を購入するなんて。
漫画は買いますよ。でも、本は数ヶ月待ちして図書館に借りるというスタイルを貫いております。
しかし、今、ワタクシの中でブレイディみかこ熱が急上昇中。
よって次作は買う。そしてこれをまた広める!と勝手に宣伝部長の火がついておるわけです。
「また」というのは、前作の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」は、話題になった頃のイメージとして「多感な中学男子の息子を持つママ達にウケる本なのだろう」
軽い気持ちで「ま、予約しとくか」
で、忘れた頃に予約本入手。
読んでぶったまげました。
これは、「中学男子のママ限定」というようなちっちゃな世界観の話ではなく全人類が読むべし!と思うような、喜怒哀楽全ての感情が静かに揺さぶられるような、子供からお年寄りまで年齢関係なく読んで欲しいと思うような本だった。
その昔、「窓際のトットちゃん」がそうだったように。
「五体不満足」がそうだったように。
と、感動しまくったワタクシ、貸出期限ギリギリの4月8日まで繰り返し読んで、さあ返しに行かねばと思い、ふと「緊急事態宣言が発令されたが、図書館はやっとるのか?」と検索すると、なんと閉館。
さらには、今借りている本はそのまま借りててもよしとある。
ワタクシ、又貸しは良くない事と知りつつ、この感動を娘と分かち合いたいと思い、娘んちに郵送。
もしも紛失してしまったら弁償いたしますと思いながら。
この、弁償については前科がある。
昔、娘が借りていた本を、若かったイチがガシガシ齧ったので謝罪しに行ったら、図書館の人が「弁償していただくことになります。中古でもいいですよ。」
ってことで、ブックオフで探しまくって同じ本を弁償いたしました・・・
管理不行き届きで娘はこっぴどく叱られたのであった。
ということを思い出しながら、娘に又貸しし、読み終わった娘から無事にまた送り返されてきた。
まだ図書館は開かない。

ワタクシ、音訳ボランティアに身を置いておる。
郷里に帰ってからも、そういうサークルなり探してまた活動する気でいるが、こちらのサークルでの活動はもうそろそろ終わりが近い。
最後に、この本を音訳してCDにしてもらおう!そして視覚障害者であるN藤さんにも進呈しよう。
音訳して、校正をルビー会の仲間であるSさんに頼む。
校正イコール最初から最後まで聞くことになるので彼女にも読んでもらう知ってもらうことになる。
校正後、今度はこれをデイジー編集してもらうのは、同じくルビー会仲間のMさん。
彼女は音訳ボランティアとデイジー編集ボランティアを掛け持ちしているのだ。
編集の際にも本を読むことになる。
完成して、N藤さんに届け、ルビー会のメンバーであるTさんにも又貸しする。
満足だ。
図書館の規約には違反してしまったが、Mさんが図書館への蔵書CDにしようと言ってくれているので、少しは言い訳になるよね。
グループラインで感想を語り合うも、語り尽くせないので、早くアラート解除になって、堂々と居酒屋で呑みながら語り合いたいものだ。

と、こういう流れがあり、いやもうこれは次の新著まで回すべし!と思い立っての購入となったわけである。
長い!長すぎる。
「ワイルドサイドをほっつき歩け」の感想は後日またちゃんと書くとするけど、
「ぼくはイエローで〜」を読んだ時、彼女は保育士になるだけあって、子供を取り巻く環境から何からよく見ているなあと感心した。
視線が優しいのはもちろんだが、偏ってないところも素晴らしいし、何より子供が好きなんだなと思った。
が、撤回する。
彼女は人間が好きなのだ。
今度の新著は「おっさん」の話で、子供の話の時にはそりゃ貧困とか絡んで切ない話もあったけど、希望があった。
しかし、「おっさん」の話は、切なさ極まりない。
でも、彼女の筆致にかかると、おかしみもあり、切なさもあり、あとは死ぬのを待つだけのおっさんたちに希望が見えてくる。
ホント魅力的だ。

今日の一枚は、公園の木陰で意気揚々と本を掲げたところ。
「おっさん」の話は身につまされることが多く、運動しなきゃ膝が動かなくなる!と、今、せっせとサイクリングしている。
そして、人が多いところは避け、「穴場見っけ!」と、大きな石に腰掛け読み始めるも、すぐ蚊に襲われ早々に退散。
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