台湾はなぜ親日か？八田與一と妻外代樹（３）

☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　ありがとうございます。今日もすべてに感謝します。
　世界中のすべての方が幸せにありますように！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆
２０２０年　令和２年
６・７（日）
　
　　　台湾はなぜ親日か？(３)
　　　八田與一（よいち）と妻外代樹（とよき）

　姫野です。
　今日京都は気持ちのよい青空の広がる
　お天気です。暑くなりそうです。
　
　ど〜も、いががお過ごしでしょうか。
　昨日久々に再開された醍醐のスポーツクラブ
　に行きました。マスクしたままマシントレーニング
　もしなければいけません。
　　少しやりにくいですが、この状況下では
　反対するわけにも行きませぬ。
　やはり体を動かすのは楽しいです。
　　今日もこれを書いた後、行こうと思っています。

　さて
　台湾に大きく貢献した日本人
　八田與一（はったよいち）1886年 〜 1942年
　その妻、外代樹（とよき）1901年〜1945年
　の話の続きで、主に外代樹さんの話になります。

「外代樹と八田與一との結婚」

１　外代樹と八田與一のお見合い

　與一は３１歳になっていました。金沢に住む
　開業医の兄が今は八田家の家長となっており
　弟與一にもう嫁をもらわなければと心配。
　「お兄さんの薦める人なら、それでいい」
　との與一の返事。

　　兄智証は同じ開業医仲間で、で親交のある
　米村吉太郎に「よい人がいないだろうか」と
　相談します。
　　吉太郎は「家に今年女学校を卒業した娘がいる。
　うちの娘はどうだろう」ともちかける。
　　兄はもちろん「それはいい」と大賛成。

　弟與一にお見合いに戻ってくるよう手紙を出し
　７月に二人で米村家を訪問する。

　外代樹は二人に簡単に挨拶をしたのみで
　部屋に下がる。
　外代樹はこの３月女学校を卒業したばかり
　まだ１６歳でした。

　兄は「與一はそう長くは休暇が取れないので
　返事は３・４日のうちにいただけるとありがたい」
　と伝えて帰ります。

　当時のことで家長が決めたことには
　ほぼ絶対でした。
　　しかし、この縁談に関しては米村家の親族は
　反対します。普段夫に逆らうことのない
　吉太郎の妻・琴は珍しく特に強硬に反対します。
　「與一さんはよい方ですが、台湾はあまりにも
　遠すぎます。外代樹はまだ１６です。これから
　国内にもよい縁談はあります」
　
　妻の言うことも吉太郎もわかります。
　吉太郎も迷います。それで外代樹の意思を
　聞きます。外代樹は「２・３日考えさせて下さい」
　と返事。

　２日後、外代樹は「今回の結婚話をお受けしたい
　と思います。話を進めて下さい」と冷静に返事をする。
　吉太郎は「よく決心してくれた」と喜び、琴をはじめ
　親族の反対も「外代樹がいいと言っているのだから」
　ということで説得。

　さっそく
　近くの料亭で、米村吉太郎・琴・外代樹・八田智証・與一
　で両家の今後の打合せをもちます。

　與一は
　「外代樹さん、誠にありがとうございます。
　　つたないながら一生大切にいたします」
　外代樹は
　「世間のことはまったく知らない私で、妻の
　　役目が務まるか心配ですが、よろしくお導き
　　下さい」
　それで、その後結婚式の日取りや招待客の
　相談に入りました。

　與一も戻らなければならないので、時間がなく、
　結婚式の招待も手紙では間に合わないので
　口頭での連絡となりました。

　もうすぐの
　８月に結婚式を挙げ、二人は１週間の新婚旅行
　の後台湾に出発します。

　米村家も心配なので、気心の知れた女中の
　ミサオを外代樹につけ、一緒に台湾に行って
　もらうことにします。

　與一・外代樹・ミサオの３人で
　汽車で約１２時間で神戸、神戸に１泊
　神戸港から３泊４日で台湾基隆港に着きました。
　こうして1917年大正６年に
　台北で２人の新生活が始まりました。

　人生は縁によって展開します。
　この與一・外代樹のご夫婦も
　人の縁というものの面白さを感じさせて
　くれます。

　長くなります。
　つづく…

　ではでは
　愛を込めて！

　姫野　修一郎（Himeno　Shuichiro）
　ana38655@nifty.com

　今日も笑顔でニコッとね。

　何であれ、そこに愛が流れてこそ
　はじめてこころから楽しくなります。
　
　幸せはごく自然な
　あなたの命の本来の属性です。
　
　姫野修一郎のブログ「ただあるがままに」
　http://siawase1.at.webry.info/
　ご意見・ご感想などはこちら
　姫野メルアド　ANA38655@nifty.com