兵庫県神戸市の新神戸駅(中央区)と谷上駅(北区)の7.5キロを結ぶ北神急行電鉄が、市営化され、「神戸市営地下鉄北神線」として運行を始めた。谷上駅で「引き継ぎ式」があり、「市営化記念」というヘッドマークを付けた電車が出発した。同駅と三宮駅間の運賃は550円から280円に値下げとなった。
引き継ぎ式には北神急行の辰馬秀彦社長や神戸市の久元喜造市長らが出席。久元市長は「運賃の値下げは利用者に大きなメリット。ウィズコロナの時代、改めて市内北部の豊かな自然環境の中で暮らす価値が見直されるのではないか」とあいさつした。「3密」を避けるため、式は一般客用とは別のホームに記念臨時電車を停止させて開かれ、離れた所から写真撮影をする人の姿もあった。
海側の市街地から六甲山系北部への短絡ルートとして建設され、1988年4月2日に開業した。谷上駅付近を除く全線が六甲山地を貫く全長7,276mの「北神トンネル」となっている。多額の建設費や二重にかかる初乗り運賃がネックで、利用者が伸び悩み、経営が苦しくなった為、2002年4月1日に鉄道施設を神戸高速鉄道に譲渡し、神戸高速鉄道が第三種鉄道事業者、北神急行電鉄が第二種鉄道事業者に変更された。市営化後は、北神急行電鉄の運行に携わる社員が神戸電鉄鉄道事業本部北神営業部に移籍し、神戸電鉄が神戸市営地下鉄北神線の運行を受託する。運行ダイヤに変更はなく、谷上駅で神戸電鉄に乗り換えて有馬や三田方面へ行きやすくなり、郊外の人口増や活性化が期待されている。
ただし、新開地〜谷上間を利用している神戸電鉄の乗客が減るでしょうね。
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