mixiユーザー(id:16748406)

2020年05月13日09:09

41 view

木村荘八全集・巻6 読了

昨日は早い時間に雑用を片付けて落語協会へ。
11時の待ち合わせで、雑俳つ花連の今回の地巻をコピーして、封筒の宛名は一朝兄さんが担当。
お陰様で、13時前に終わりました。同人たちへ文韻。

「選」をこれからするのですが、客の一 選んだ中であまり傑作で無いもの。
*三彩(天地人)五客に雲隠しを選びます。
これにも「キキ」を付ける事に成りました。(その句を引き立たせるもの:七・七で付ける)
篝火舎心亭宗匠(園田栄治氏)から、あなた方も「立机(りっき)」したのですから・・・。
例:洒落付・効き・先代を知る年寄りの愚痴   |、襲名無実 


終えて、またまたバス移動で帰宅。
消毒をして手洗い・うがい・をして軽く昼食を取り、雑用を片付けて再放送の【相棒】を見る。
相変わらず社会派のドラマですね。今回は「無戸籍」の話です。
推定10万人くらいいるそうです。今回のこの騒動で、またまた大変な事ですね。


☆「木村荘八全集・巻6」講談社 昭和57年7月27日刊 読了

大変面白く読ませて貰いました。
この人の事をそんなに詳しくは知りませんでしたが今回読み終えて面白い事が解りました。
油絵・挿絵・舞台装置家と大正から昭和30年代に活躍された事も知りました。
舞台装置は、あまり得意では無く、友人の小村 雪岱(こむら せったい)の方が良い! と言ってます。
なかなかこの様な事は言えないんですよね。他人を認める凄さとおおらかさを感じました。

で、挿絵は安藤鶴夫著「名作聞き書き」の挿絵で知ってました。
落語の「御神酒徳利・芝濱・つるつる・居残り・品川心中・御慶 ら」のお馴染みの絵を楽しませて貰いました。

芝居談義では、やはり六代目・尾上菊五郎が中心ですね。
大正から昭和初期に芝居を見た方が全員声を揃えて絶賛する役者で多くの芸術家に影響を与えてます。
「鏡獅子」で、フランスの映画監督:ジャン・コクトーに影響を与え「美女と野獣」が出来ました。

その六代目をしのいだのが十五代目・羽左衛門の勘平の話が秀逸ですね。
吉原・松葉屋の老妓の話を思い出しました。
十八代目勘三郎が、まだ勘九郎時代 演舞場で始めて?勘平を務めた時です。
ご贔屓さんと吉原の松葉屋さんへ連れ立って行きました。
勘平で、六代目が良かったそうですね〜 と、・・・場が盛り上がっていた時、その老妓が入って来て、
「なんの話?」「しばやの話で六代目の勘平が良かったそうですね!」と言ったら・・・
「駄目よ〜! 勘平は橘屋(羽左衛門)が一番よ、で出て来ただけ勘平でしたよ。」
その孫の勘九郎がその場にいるのに・・・なのに・・・いたたまれなくて中村屋は,はばかりに・・・。
で、彼が居なくなって「お姉さん、孫ですよ!」と言ったら「駄目よ、勘平はやっぱり十五代目よ!」
と、惚れた男の顔を思い出すような目で言ってました。
写真で見ても良い男ですものね!解る様な気がしますね。

今日の一句

|、勘平も弥五郎も見た躑躅かな

|、荘八の中で生きてる十五代目(たちばなや)勘平・與三に花の助六
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年05月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る