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2020年05月12日09:54

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5月12日(火) #2027 上を向いて…

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から50年前の1970年(昭和45年)の今日、広島市の宇品港で、今治行き定期客船「ぷりんす号」が、ライフル銃を持った若い男に乗っ取られる事件が発生しました(瀬戸内シージャック事件)。(翌日、警察の狙撃によって犯人は死亡。船が乗っ取られる事件、犯人の射殺で事件が終わったケースはいずれも戦後初)

■瀬戸内シージャック事件
http://yabusaka.moo.jp/setouchisea.htm


また、今から55年前の1965年(昭和40年)の今日は、シンガーソングライターの奥田民生(おくだ たみお)さんの生まれた日です。

■奥田民生 - TOWER RECORDS ONLINE
https://tower.jp/artist/282654
























5月12日 火曜日

『下を向いていたら、虹を見つけることは絶対にできない』

これは、20世紀を代表する俳優で「喜劇王」の異名を持つチャールズ・チャップリン(1889〜1977)氏の名言だそうです。恐らく、気が沈み落ち込んでいる時こそ、下を向いてばかりいないで、空を見上げたり外の景色を眺めたりして、前向きになろうとする事が大事という意図をもっての言葉でしょう。

今はまさにコロナショックの影響で「一寸先は闇」の非常に前を向くのがつらい時期と言って過言ではないでしょう。しかし、その事に固執して何も手を打たずして、どうして道が開けるでしょうか。

外出自粛要請を受けつつ、生活をなんとかしていく術は、全く無いわけではありません。既に一部のニュースで言われているように、政府に対して「補償をしてくれ」「給付をしろ」などと声を上げたり、思い切って生活保護の受給を申請したり、手法は残されています。

「生活保護は恥だ、みっともない」だの「甘やかしだ」だのと言う声が相変わらず絶えないようですが、ハッキリ申し上げます。生活保護は何ら恥ずべき事ではなく、日本国憲法第25条に示されている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」です。むろん、何をもって「健康で文化的な最低限度の生活」と考えるのかは人それぞれですから、生活保護に対して多様な意見があるのは事実でしょう。しかし、問題なのは生活保護そのものではなく、生活保護受給をしないと生活ができない人がいる、そういう事態を引き起こさざるを得なくなっている国のルールや政府の姿勢であり、それを「まあええやろ」と放任して来てしまった私たち国民全員が悉皆(しっかい)責任を意識しなければならない事だと、私は思うのです。生活に苦しんでいるあなた一人“だけ”の責任では決してないのです。

また、コロナショックは日本だけの問題ではありません。全世界、人類共通の大問題と言って過言ではないのです。感染症、ことに「風邪」に対して「なめていた」事実を、命を預かる医師のご苦労やありがたみを蔑ろにしていた事を、私たちは反省し、現実を真摯に受け止め、乗り越え、これからはそれを踏まえてこそ築くことができる「新しい時代」なのだと、腹を括って迎える準備にとりかからなければならない、そう思うのです。

最後に、チャップリン氏の言葉とは違いますが、意味が恐らく同じか似通っているのではないかと思われる、ある言葉を書いて終わりにしたいと思います。

「幼い頃、はしゃぎ回ってる間に犬のフンを踏んでしまった事が何度もあった。大人になり、殆ど犬のフンは踏まなくなったけど、天井に頭をぶつける事が多くなった。下ばかり見て上を見ない、つまんない大人になってしまったものだな」
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