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2020年05月09日10:00

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憎悪を育む教育

■学校再開後のいじめ自殺警戒=「コロナストレスも」―専門家
(時事通信社 - 05月09日 07:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6075620



僕が思春期を過ごした昭和30年代にも、苛めはありましたよ、もちろんね。
 
それもエグイやつがね。
 
カツアゲ、暴力、パシリ、便所で土下座などなど…。
 
それを苦にして自殺する奴なんて見たことも聞いたこともありませんでした。
 
 
苛めによる自殺が、教育現場と世間で問題視され始めたのは、
 
昭和60年代に入ってからでした。
 
猛烈な暴力が支配していた昭和30年代の自殺ゼロと、
 
自殺が多発し始めた60年代以降とでは、
 
どんな因果関係があるのか、長年考えてきました。
 
そしてハタと気が付いたのです。
 
 
それは文部省主導で、各都道府県が
 
「子供の人権キャンペーン」「みんな仲良しキャンペーン」
 
を始めた時期とぴったり符合します。
 
 
苛めは究極の差別です、人権侵害です。
 
人の世が続く限り、未来永劫、苛めと差別がなくならないのと同様、
 
学校でも苛めと差別はなくならないのです。
 
 
そんな人間世界の掟を無視して、恰も学校を無菌室のように考え、
 
子供たちを穢れを知らぬ天使だと勝手に決めたことが、大きな間違いだったのです。
 
それって偽善の典型じゃないですか?
 
放置していれば、子供たちは差別も悪いこともするし苛めも働きます。
 
なまじギャングエージであるため、苛めも惨いことになります。
 
こんなこと、教育関係者でなくても判ることでしょうに。
 
 
なのに一律に「苛めは辞めよう」「みんな仲良く」というドグマが、
 
どれだけ子供たちの心を歪めているか、大人には見えないのでしょうね。
 
ロシアの教育学者クルプスカヤは、実に示唆深い言葉を残しています:
 
「信頼を置くに値しない教師の語る理想は、子供たちの心に憎悪を育む」と。
 
 
わたしは昭和30年代の学校現場と現在のそれを比べてみたとき、
 
ハッキリとした違いのあることが判りました。
 
わたしが育った30年代には、少なくとも子供たちに「自衛権」があったことです。
 
身を守るために喧嘩もしました、周到な準備をして強い相手を負かしました。
 
今の子供たちにはそれがありません。
 
たとえ自衛のための反撃でも、とにかく「暴力は絶対悪」と叩き込まれているからです。
 
その結果招いたものは何だったでしょうか?
 
さらに陰湿な「ネット苛め」だったのですな。
 
 
当然でしょうね、憲法前文と九条を、金科玉条と崇め奉っている文部省は、
 
愚直にそれを実践しているにすぎないのですよ。
 
つまり「周囲は全て善意の人たちばかりで、その善意に縋って生きなさい」
 
「間違っても腕力に訴えてはなりません」って結論になるじゃありませんか。
 
結局、日本の教育をここまで腐らせてしまったのは、実は文部省なんですよ。 
 
 

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