■「お金儲けをしないと文化も死ぬ」 ミニシアター・アップリンクが1カ月で行った5つのこと
(AERA dot. - 2020年05月08日 11:35)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=6074596
■金沢ミニシアター、集まる支援
(毎日新聞 - 2020年05月06日 15:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6072781
■映画がコロナ禍を生き延びる切り札となるか？ …デジタル配信「仮設の映画館」いよいよ始動
(まいどなニュース - 2020年05月01日 19:40)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=6068443
この一週間、福岡と佐賀を除いて、九州各県では一人の感染者も出してはいない。
このまま行けば、月末を待たずして、緊急事態宣言は解除されそうな気配ではある。佐賀は一足先に、映画館を含めて、休館・休店していた一部施設の再開を始めた。もっとも、油断は出来ないとの声はまだまだ根強い。だからだろうか、未だに福岡の映画館は開館時期を明らかにしていないのが現状だ。
映画ファンはかなり飢餓状態にあるからね、今、開館したら、客が殺到するのは目に見えている。会場内は換気のいいところが殆どであろうし、そうそう三密になるとは思えないが、チケット売り場前は行列が出来そうだ。開館しても入場制限などの措置を執らなければならないかもしれない。
開館の見通しが未だに不透明な状況の中、ミニシアターは生き残りのための様々な戦略を懲らしている。アップリンクの見放題キャンペーンやクラウドファンディング、全国のミニシアターと連携した「仮設の映画館」などは、「コロナ開け」でも継続できるアイデアと言ってよいだろう。
福岡では、ＫＢＣシネマが「仮設の映画館」に参加して、現在は６本の映画を公開している。１本1,800円は定価でサービスデイなどの割引はないが、家族で観るのであれば、一人頭の料金は割安になると考えていいだろう。うちは二人家族だから、一人900円。夫婦50割よりも安いよ。
もちろん私らは「映画は基本的に劇場で観る派」なので、パソコンの小さい画面と音響では不満ではある(それでも昭和30年代のＴＶのブラウン管よりは大きいが)。けれども、これは苦境に陥っている映画館に、少しでもお金を落としたいという募金活動でもある。協力するに吝かではないのだ。
もっとも、今はどこの家庭も経済的に苦しく、そうそう映画にお金は掛けられないのが実情だろう。うちもなあ、今月から完全失職状態で無給になっちゃうのよ。蔵書を売って生活の足しにしなきゃならんかと考えているくらいなのだ(それでも雀の涙程度のお金にしかなるまいが)。どこかに3,000万円くらい入ったボストンバッグが落ちてないものかな(苦笑)。
個人で映画館を救うことは到底不可能。けれども、せめて月に１本、「仮設の映画館」で映画を観る人が、千人、二千人いれば、映画館が何とかこの苦境を乗り越えることは可能なのだ。
まずは、映画館がこういう試みを行っているということを、もっと世間に、映画ファンの間に広めていきたい。賛同の輪は、きっと大きく、広がっていくはずだ。私もＫＢＣシネマの映画を１本くらいは観たい。
実はあそこ、狭くてスクリーンも小さいし音響も今イチで、パソコンで観ても環境的には大して変わらんのよ。さらに言えば客層が悪くってね。ウンチク爺さん婆さんがちょこちょこいてさ、ロビーやら幕間やら、見知らぬお客さんに絡んでることが結構あるんだよ。天神の中心から離れてるし、若い人がなかなか集まらないのだ。あと、冷え性のジジババ仕様のせいか、換気がいつだって不十分なんだよね。
悪いけど、ＫＢＣに行くのはパンフがほしい時くらいのものだった。このまま「仮設の映画館」を続けてくれたらなってのが勝手な言い草だってことは分かってはいる。でも劇場を再開するなら、せめて換気はきちんとやってほしい。ジジババが寒いと言って、夏場に場内のエアコン切らせたのに何度も遭遇して閉口してるんだよ。これからだんだん暑くなって、湿気も増してくってのに、ジメジメとコロナのダブルパンチなんてまっぴらごめんだと言いたい。
上映作品は本当に素晴らしいものが多いし、福岡市では唯一のミニシアターだからね(キノシネマ天神はまだ開館がいつになるか分からない)。心から応援したくなる映画館になってほしいと願っているのだ。
●ＫＢＣシネマ／仮設の映画館
https://kbc-cinema.com/news/information/5424.html
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