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2020年05月08日11:14

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根拠のない持ち上げは相当気持ち悪い

■吉村知事、西村担当相との応酬で陳謝 「出口戦略」巡り
(朝日新聞デジタル - 05月07日 11:38)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6073421
ごく一時的な現象だと思うが、感想としては表題通り。
「次の首相」とか「首相になってほしい政治家ナンバーワン」とか「とにかく首相にしたい人ランキング」などというのは人気がある。
現職の首相よりも一桁は好感度が高いのが常でもある。
古いところでは、佐藤栄作首相時代の藤山愛一郎氏がいる。
風采という点では、太眉ギョロ目の佐藤栄作氏もなかなかだったが、藤山愛一郎氏の銀髪の紳士ぶりはきれいだった。
テレビに出ていた女優さんを「ほら、あれが藤山さんのお妾さんだよ」と教えられて、さすがに7歳ではそこまでの情緒は理解できなかった。
父親が大金持ちだったので、自由民主党の総裁選挙のたびに巨額の資金を空費したとささやかれていた。
毎回惨敗だった。
つまり、曖昧な立場をとって金だけむしっていった自民党代議士が多数いたということだろう。
「暮しの手帖」のような「戦後民主主義の良識」のような雑誌はかなり藤山氏に肩入れしており、悪代官風の佐藤栄作首相はつねに旗色が悪かった。
子どもながらに「買収の仕方が下手くそで総裁選挙に勝てないだけなのに、なぜこれほど人気があるのだろう」と不思議ではあった。
父の築きあげた財産を蕩尽し、藤山コンツェルンの象徴とも言えるホテルニュージャパンも売りに出された。買収した横井英樹は強欲以外に特徴のない無能な経営者であり、経験あるホテルマンを大量解雇し、消防法を無視してスプリンクラーもつけずという馬鹿者でもあり、結果として大火を起こし、何十人も亡くなるという惨事となった。
この件に藤山氏とその息子は一定の責任があると今でも思っている。
他にも一部新聞が「議会政治の成熟している欧米なら間違いなく首相になっていただろう」というつっこみどころしかない高評価をしていた三木武夫という人がいたが、これは実際に2年間首相を務めた。
人気だけなら「次の首相」の中で圧倒的に高かった菅直人の場合はその人気は使えそうだという思惑から「鳩山家の資産と菅直人の人気」を活用した「鳩菅新党」構想があったくらいである。
「バーナード・ショーの知性とサラ・ベルナールの美貌」ではあるまいし、くだらないことを考える奴もいるものだとは思った。
前置きだけで話が終わったが、大阪府は使える人材も一定の資金もあるにも関わらず迅速な行動をとれたかと言えばそうでもない。
対応に苦労した部分の多くはそもそも「維新主導の議会と首長によって時間をかけて丁寧に切り捨てたこと」のしっぺ返しを食らったようなものである。
「戦争を起こしておいて和平に持ち込んだらノーベル平和賞っすか」と言われる事例が一時期頻発していたが、吉村知事の苦労は自分で持ち込んだものも多数含まれており、マッチポンプ要素は十分だと思う。
感想文は以上です。
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