新型コロナウイルスが広がるまでは、
夕方はニュース番組を見ていたのだが、
最近、面白くないので見なくなった。
22時や23時頃のニュース番組もチラッと見るのだが、
やっぱり面白くないので、消してしまう。
「今日の感染者数は○○人です」
「休業要請が出ているパチンコ店に人が並んでいます」
「自粛要請が出ているのに海ではサーフィンしている人がいます」
「GWなのに、新幹線はガラガラです」
「GWなのに、温泉街には人がいません」
「タレントの○○さんが、自宅での過ごし方をYoutubeへアップしています」
「アイドルグループの○○が、手洗い動画をYoutubeへアップしています」
あとは、政府や知事が発する情報を、ただただ流すだけ。
どうでも良い情報を毎日毎日長時間流せるものだと不思議に思う。
番組を作っている人たちは、何を考えて、
わざわざパチンコ店や海に映像を撮りに行ったりしてるのだろう?
今、新型コロナウイルスで視聴者に伝えなければならない現場があるはず。
それは、病院で働く人たちと、
日々のインフラや生活を支える人たちが何をしているか。
以前のマスコミなら、病院内の様子を取材に行ったと思うし、
海外の戦場だって取材していたはずなのに、
テレビ局は、社員たちを感染のリスクにさらせない、
危険な場所に行かせないという配慮なのか、
そういう映像は一切届かない。
政府や知事が発する情報をチェックするためにも、
現場を見なければならないはずなのに、
それをやらないからチェックもできず、
権力側の情報をダラダラ流すだけ。
未知の感染症が発生した場合に医療機関や社会はどうなるのか、
後世に教訓として残すためにも、
現場の状況を映像として記録する必要がある。
将来、国や地方の財政が悪化し、
医療に関する予算が削減されそうになったとき、
今の逼迫した医療機関の映像が残っていれば、
予算を削減すれば、新しい感染症に対応できなくなるということが一目瞭然となる。
ニュース番組には、もっと頑張って欲しいのだけれど。
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