mixiユーザー(id:1418555)

2020年05月06日02:15

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プラモデルって高くなったよねえ

ボクたちの世代はまさにプラモデル世代ど真ん中で、子供のときはそりゃもういろいろ作ったもんですよ。
小さいときから手先が器用やったし、とにかく細かく部品の多いものを好んで作ったもんですわ。
ここんとこ暇やし、前々から組み立ててニヤニヤしたいなと思ってた車両を探してみてびっくり。
4000円近くしますやん、35分の1で。
ファインモールド製60式自走無反動砲。
https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/joshin/item/4536318350453-52-10844/?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_title
細かいとこまで再現してるファインモールドはタミヤとかニチモみたいな大手と比べると値段が高いとは言うてもちょっとねえ。

ついでに調べてみたら、昔からのメーカーで健在なのはタミヤ、長谷川、アオシマ、バンダイ、フジミのみ。
タミヤと並ぶ両雄やったニチモは模型から撤退、マルイも会社は存続してるけど、別業種に。
イマイ、エルエス、オオタキ、ニットーは会社自体が存在しない。

デスクに60式自走無反動砲をおいてたら和むやろなあ。
現役時代は豆タンク、マメタンと呼ばれた対戦車兵器を見て和むってのもなんなんやけどね。
なんかね、この60式って車両はせこくてええのよ。
アメリカ海兵隊がベトナムでも使ったオントスっちゅう、同じ無反動砲を6門も積んだのを参考に小松製作所で作られたんやけど、8トンで3人乗りのブルドーザーよりちっこい車体で、待ち伏せ専用ってのがなんとも切ない。
後期のC型でも150馬力しかなく、最高速は55キロ。
砲弾の装填はいったん降りて、外からやらなあかんってのもええやん。

戦車が来そうなとこにじっと潜んでて、ここぞってとこで砲架全体を上にニョキっと持ち上げて撃つ。
照準は同軸の50口径機関銃で、これを目標に向けてぶっぱなし、命中したとこで無反動砲を発射するスポッティングライフル方式。
連装になってるのは、1発撃って外したら次の砲弾を込めるには1分以上かかってしまうから。
この再装填に1分以上ってのがどれだけひどいかと言うと、一般の主導装填の火砲なら遅くとも3分に2発は撃てるし、小口径なら毎分3〜5発ほど撃てたりもする。
戦車砲は急げば10発くらい撃てる。
2発とも外したら戦車から滅多打ちに遭うのはわかってるので、うまくいかけんかったら、砲を引っ込めて首をすくめるようにスタコラサッサと逃げるしかない。
アメリカ海兵隊のオントスは6門なのに60式は2門だけなのでいかにも心許ない。
さらにアメリカではベトナム戦争の最中にすでに退役を決めたと言うのに、日本で最後の車両が
引退したのは21世紀に入ってからっちゅうおまけつき。

どこまで役にたったんかわからんし、肩撃ち式の対戦車ミサイルが出現した時点で役目を終えてるはずやのに、どこの駐屯地に行ってもディーゼルの黒煙を撒き散らしながら、練兵場をちょこまか走り回ってたってのもええやん。
そやけどやっぱ4000円はきついなあ。


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