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2020年05月05日11:21

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5月5日(火) #2022 DNAとRNA

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から55年前の1965年(昭和40年)の今日、横浜市青葉区奈良町(敷地の一部は東京都町田市)に、こどもの国が開園しました。当時は国営でしたが、現在は社会福祉法人が運営しています。

■こどもの国とは - こどもの国の概要と歴史|こどもの国
http://www.kodomonokuni.org/kyokai/kyoka1.html


また、今から35年前の1985年(昭和60年)の今日は、タレントの中川翔子(なかがわ しょうこ)さんの生まれた日です。

■BIOGRAPHY | 中川翔子 Official Website しょこたんねっと
https://www.shokotan.jp/biography/
























5月5日 火曜日

今回はきのうの続きになります。しかしながら前回は長い前置きがありましたので、前置きを飛ばしたい方向けに途中で「■」ばかりを並べた行を作ってありますから、そこまで飛ばして見直して頂けたらと思いますm(_ _)m

※前日の日記(mixiの日記記事に飛びます。閲覧は誰でもできますがコメントは無料会員登録が必要です)

5月4日(月) #2021 ウイルスと菌(細菌)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975567419&owner_id=35441980

さて、今回のテーマは DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)です。原子の配列が螺旋(らせん)状になっている事で知られるあの物質です。詳しく話そうとしますと、それこそ私でも未学習の分野に出て来るだろう複雑な理論や用語を大量に書かざるを得なくなりそうなので、細胞を1軒の小さな倉庫に例えて解説してまいりましょう。

DNAとRNAは、おおむね1つの細胞に1つずつあると言われており、DNAは主に「情報の蓄積と保存」、RNAは「情報の一部処理」を司るとされています。よく、「DNAは遺伝子の設計図」と言われる事がありますが、専門家によればDNAが遺伝子情報に与える影響は全体の1.5%未満と言われているそうで、大方は未だ謎に包まれているそうです。(※ 武村(2012)、p.14-24、第1章 エピジェネティクスを理解するための基礎知識、1-1 DNAとセントラルドグマ )

普段、DNAとRNAはお互いがお互いに宿主である生物の健康を維持するべく、情報を適切に処理、維持しており、時に「新築」とたとえられましょう「分裂」を行い、古くなったものは入れ替わるように取り壊され、排出されていますが、その働きを邪魔して病気をもたらすのが、細菌(悪玉菌)やウイルス、そして「暴走した免疫要素」です。これらはいずれも「細胞を攻撃」する事で病気を発症させますが、そのメカニズムはそれぞれ異なっています。

細菌は、生き物の細胞に含まれる糖分などを食べようとして攻撃します。もちろん、この時に免疫が作用して、唾液、涙、汗、胃液(胃酸)、腸内の善玉菌などによって殺菌されればクリアとなりますが、ピロリ菌(胃癌の原因の一つとされる細菌)のように胃酸が効かない細菌や、日和見菌と言って普段は活動せず、病気になった時にだけ便乗して騒ぐ厄介な細菌もあります。(ピロリ菌や結核菌も日和見菌の一種と思われる)

一方のウイルスは、それ自体に細胞がありません。細胞には本来ある筈のDNAとRNAが、ウイルスには「両方揃ってはいず」、DNAかRNAのいずれかしか持っていないというのがウイルスの特徴と言われています。しかも、ウイルスのDNA或いはRNAとされる物質は、時と環境に応じてDNAの働きをしたりRNAの働きをしたりと、変化する性質を持っているのだそうです。そうした意味ではウイルスは細菌よりも「スマート」という厄介な要素を持っていると言えましょう。
※唯一根絶できたウイルスとされる天然痘ウイルスも、「牛痘に罹って獲得した抗体が天然痘ウイルスを無効化させる」という人の体験談をきっかけにワクチンが開発できた事が理由とされている。

そしてウイルスは自力では分裂して繁殖できないので、生き物の細胞に寄生して、細胞にもともといるDNAとRNAの間に割り込んで遺伝子の設計図を書き換えてしまい、それによってウイルスが繁殖し、さらにそれによって細胞は容量オーバーとなって膜が破裂して破れ、非常事態となります。これがウイルス性の病気の発症(感染が確認できるかどうかの境界付近)と言えましょう。

この時に、活性酸素や白血球、リンパなどのいわゆる「免疫抵抗力」が大活躍します。先日も述べましたが、白血球は体内の警察のような役割を担っており、悪玉菌やウイルスなどの異物を見つけるとそれらを取り込み、活性酸素を使って破壊します。これによって異物は活動が停止し、老廃物となって排出されるようになります。

ただ、この異物の消去によって白血球も爆発のような現象を起こして死滅するため、実は「膿(うみ)」と呼ばれるねばねばとした黄色い液体のような物質は、異物の死骸だけでなく白血球の壊れたものも混ざって包まれているのです。ですから、風邪などの病気を発症した後、一度治ったように見えても油断すると「ぶり返す」事があるのは、体内の白血球が異物との激戦によって、一時的ながら大幅に減少していた隙(所謂「病み上がり」)を突かれて「再感染」したか別の似たようなウイルスや細菌などに感染したからという可能性が高いと言えましょう。この度の新型コロナウイルスは「風邪」のウイルスの突然変異体と言ってよいものでしょうから、ぶり返しは十分考えられると思います。
※骨髄が正常であれば一時的に白血球が減少してもそこから新たに作り出す事ができるため、安静にしていればほぼ問題は無いと言えます。

しかし最後にもう一つ落とし穴があります。先に私は、病気の原因、DNAとRNAの働きを邪魔する原因要素の一つに「暴走した免疫要素」を敢えて入れました。

実は、異物を除去するにあたって欠かすことのできない免疫要素の一つである活性酸素は、数が増え過ぎてしまいますと、健康な細胞を勝手に攻撃し始めてしまい、病気を発症させてしまう恐れがあります。その主だった病気が、生活習慣病や、癌(がん)なのです。老化が年の割に速まってしまうのもこれが原因と言われています。

しかし、活性酸素は常時体内で生成されている反面、抗酸化要素と呼ばれるものが体内にあり、また、日本茶に多く含まれる「カテキン」にも抗酸化力があると言われています。これらによって、活性酸素は増え過ぎる事が原則ないのです。

ところが、多様な勤務形態による生活習慣の不規則化や、偏った食生活、ストレスなどのせいで、活性酸素がもともと人間に備わっている抗酸化力を凌駕してしまうリスクが高まっています。

ですから、若い人で基礎疾患も無い方が新型コロナウイルスに感染後、重症化しているケースというのは、「サイレントキラー」と呼ばれる生活習慣病と大きく関わっている可能性があるのではないかと、私は思うのです。

さて、こどもの日にも関わらず小難しい話になってしまいましたが、明日はこれらを踏まえて、これからどうしていけばよいのかについて、書いていきたいと思います。

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