自粛しない男のいる風景

｢自粛｣:(自分から)自分の行動を慎む事
｢要請｣:必要な事が実現するように、(他人に対して)願い出て求める事。

　この約1ヶ月、私はかなり慎んだ外出をしていると、胸を張って言える。

1.毎日仕事に行くが、時短勤務である。満員電車は避けている。
2.競馬関連やゲームセンターや書店などには立ち寄らない(そもそも開いていない)。
3.混んでる店での買い物は諦める。

他に何をしたら良いのでしょう。そもそも、自粛を要請するというのが腹立たしい。ボランティアでやって下さい、と言っている様なものだ。そして、皆自粛し我慢して収まったら｢我慢してくれてありがとう｣で終わるのだ。
　特攻隊の時と同じではないか。かの有名な神風特攻隊も｢志願｣である。お前は爆弾を搭載した飛行機で米軍艦隊に突っ込んで自爆しろ、という命令はしてないのである。国の責任として命令したのではなく自らの意思で志願したことになっているのだ。
　多分、このままいけば自粛して会社が赤字になろうが倒産しようが、会社を倒産させてまで自粛してくれとは言ってない、あくまで要請をしただけだ、我慢してくれて感謝します、で終わるだろう。

　国のために死んでくれて有難う、と構造は同じである。緊急事態宣言の時は我々も歳費無しで無償で働くと言えないお坊ちゃま総理大臣だから、犬を抱っこして家で優雅にくつろぐ姿が、多くの人とどれだけ乖離してるか何とも思わない。
｢外に出られなければ家でくつろげばいいじゃない｣
それにしても甘利のツイートは、本当に人々をなめているな。
　皆が我慢しているのは国の為ではない。そして、我慢しない人達も｢非国民｣ではない。感染拡大してよいとは思わないが、お上からの無責任な我慢の押し付けや｢世間｣という同調圧力に屈する事は絶対にしない。

　日本は｢自由｣の保障された国だと伺っております。