内科医の友達が言うにはコロナウイルスが収束するまで1年間はかかるらしい

かなり悪いニュースを今日は聞いた。今日は仕事の関係で高校時代の同級生で内科医をしている友達に会ったのだが、彼が言うには「コロナウイルスの流行が収束するまでには、約1年はかかる」とのことだった。「ウイルスを治療するワクチン、薬などが開発されるまでにまだ数か月はかかるし、全人類のうちの一定数が一度はコロナに感染して、ウイルスに対する免疫が人類の体内に出来るまでにもまだ数か月はかかる。だから、臨床医学を学んだ者としての意見としては、だいたい、コロナ流行が収まるまでには1年近くはかかる」という彼の説明だった。

「今はアビガン、レムデシビルという既存のインフルエンザ用の薬で対応しているけど、これらの薬をさらに研究してコロナに対応するワクチン、薬を開発して、それを動物実験してから人体に使えるようになるまでには、まだかなり時間がかかる。理論的に言うと、コロナを治療できる新薬が開発されるまではコロナウイルスの完全な収束はないから、まだ数か月はかかるということ。過去の例を見ても2002年11月に発生したSARSの封じ込めまでに8か月はかかった。今回のコロナはそれよりも性質の悪いウイルスなので、去年の末に中国で発生した時から数えて約1年だから、今年末にならないと新薬が開発されてコロナ封じ込めという状況にはならない」
というふうに、彼の説明は続いた。もちろん、彼は内科医だからコロナのような伝染病治療の専門家ではないが、やはり、東北大学医学部で臨床医学を学んだ医者だから説得力はある。

「安倍首相と日本政府の対応が悪いと言ってる人たちがいるけど、安倍首相と政府の対応が悪いことはないよな？なにせ、突然に起こった前代未聞のケースだから、安倍首相だけではなくて、他の国のリーダーも苦悩してるよな？」
と僕が彼にきくと、
「全くそのとおりで、安倍首相だけでなくて、世界中の有名大学医学部教授、医学博士でも対応策がわからないのだから、安倍首相を批判してる人たちは単に政府に八つ当たりをしてるだけだ。日本はまだ欧米のように医療崩壊をしておらず、病院のベッドの数が足りないわけではないのだから、日本は海外のように厳しい外出禁止命令が出ずに自粛勧告ですんでるから、結構上手に対応出来てる方だよ」
と彼は答えて、安倍首相と自民党政府を厳しく批判して辞めさせるのは間違いと言っていた。

数日前には精神科クリニックでカウンセラーとして勤務している友達にも会ったが、
「コロナウイルスの流行で外出できなくて家に長く滞在しなければならず、ストレスがたまって心の病にかかる人が増えているが、精神科クリニックの待合室などに多数の人が集まると、そこでクラスターになる危険性があるので、なるべく待合室に人が集まらないように気を付けている。うちの病院は診察番号がネットでわかるから、自分の番号が近づくまでは家で待機してもらっている。なるべく、待合室に人が集まらないように注意をしている」
と今の状況を説明していた。

5月10日まで続くGW連休も日本人も世界中の人々も家にいないといけないが、こういう外出自粛の状態がいつまで続くのだろうか？本当に内科医の友達が言っていたように、今年末までこのような状態が続くのだろうか？台湾は初めから中国政府の発表を信じていなかったから独自の対応をしたので、早くもコロナが収まったようだが、中国政府とWHOの発表を信じてのんびりと対応をした日本を含む世界各国は、今のような最悪の状態になってしまった。願わくば友達の内科医が言ったことが外れて、もっと早くワクチン、治療薬が開発されて、本格的に夏になる前にはコロナ収束になってほしい。

写真は中国内陸部の公害の様子。こんな風に公害を放っている国だから、コロナウイルスという厄介な病気が発生してもおかしくない。また、こんな公害を放っておく中国が続けば、コロナが収まってもまた次の伝染病が発生するだろう。