皆さまは習い事の思い出は何かありますか?
先生は、同性?異性?自分の好みのタイプの先生を選びますか(笑)?
社会人になってピアノを始めて、2011年の4月から6年ほど習っていました
ピアノを始めたきっかけはいろいろありますが、憧れのショパンのノクターンが弾けるようになりたかった事でした。
歌の方との掛け持ちがハードになってきて、ここ3年ほどピアノから遠ざかっていますが・・・。
大人から始めると指の力も弱く、思うように上達しなくて、恥もかいたり悔しい思いもたくさんしました。
それでもこの曲がどうしても弾けるようになりたくて、睡眠を削って毎日2時間練習して迎えた発表会。
3年ほど前の音源で、粗も多いですが聴いて頂けましたら嬉しいです
【ピアノ教室の発表会2016.12.26】ノクターン第20番「遺作」(ショパン)
https://youtu.be/rmMduYwKl3Y
当日のブログはこちらです↓
ピアノの発表会とノクターン遺作の動画(音源のみ)(2016.12.26(Mon))
https://ameblo.jp/michiko-vo/entry-12517885132.html
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ここからは思い出の長いエピソードが続きます(笑)
子供の頃は家の事情もあって習えなかったピアノ。
大人になってから始めても無理かも・・・と弱気な自分と、「物事を始めるのに遅すぎる事はない!」と思う自分との葛藤で、後者の自分が勝ち、2011年に思い立ってピアノを習う事にしました。
最初にお世話になったのは音楽教室Rさん。
ネットで検索して、直感的にピンときて体験レッスンへ
担当してくださったのはM先生。
風貌はお髭と長髪&こってりソース系のワイルドな先生。音楽家〜って雰囲気の人でした・・・(笑)
ジャズが専門らしく、演奏が華やかで素敵でした
男性の先生に教わるのは何かちょっと抵抗があるなぁ・・・と思いつつ、好みのタイプではないし、いいか・・・(どんな理由〜(笑))と、この先生から教わる事に。
好みのタイプの先生だったら、気になってレッスンどころではなくなるし・・・(笑)
ある日、教室の生徒さん(私はその人とは初対面)と遭遇。第一印象は、女子力高そうな人だな(笑)
生徒さん「吉森さんですよね?」
私「えっ?(誰??)」
生徒さん「この前の発表会で、M先生の伴奏で歌われた方ですよね?」
私「そうですけど・・・(何で名前まで覚えてるのか・・・ちょっとコワい 笑」
生徒さん「私、M先生の事めっちゃ好きなんです、本気で好きなんです!めっちゃかっこよくないですか〜?」
私「えっ、先生のピアノは凄いと思いますけど、私ワイルドな人は苦手なので、興味はないです・・・」
生徒さん「レッスンの時もずっとM先生の事を見てるんです。1日中先生の事を考えているんです」
それじゃレッスンにならんじゃん・・・(心の声)
私の事をライバルと勘違いしてるのかな?と苦笑い・・・そもそも興味ないし、メンドーだなと思って、適当に交わして退散(笑)
そうかぁ、習っている先生に恋をするというのはこういう感じなのか・・・でも、ちょっと羨ましい(他人事・・・笑)
先生のファンは多いし、好きになったら大変そうだ(笑)
先生に教わるようになって4年、初めての先生だったし、過信&依存していたつもりはなかったけど、自分にはこの先生が合っていると思っていた頃。
M先生「僕のレッスンがベストっていう訳でもないと思うので、他の先生からも学んでみてくださいね、僕も学生時代は複数の先生から教わっていました」
そう言われて、伸び悩んでいて行き詰まってもいたので、指導もされていらっしゃる知人のピアニストTさんに連絡を取ってみる事にしました。
M先生以外の先生に教わるなんて考えられないな・・・と思っていたはずが、T先生の体験レッスンを受けて、目から鱗状態・・・!
私の苦手な部分、課題も瞬時に見抜き、何がどうよくないのかを細かく分析&解説。
T先生「毎日かかさず1時間以上練習してきて、3年もやっていたらもっと弾けるはずです!効率良く練習して目標の曲を早く弾けるようになりましょう。人生は短いんです!とにかく効率よく!掛け持ちでいいので騙されたと思って、僕のレッスンも受けませんか?良いところ取りして、取り入れたい部分をそれぞれの先生から吸収したらいいんです。
発表会では、先生の前だからこう弾かないととか思わなくていい、全部忘れて自由に好きなように自分が伝えたい事に集中して演奏してくださいね。僕も複数の先生から教わってきて、発表会では言う事は聞かずに自由に弾いていました(笑)」
なるほど・・・、M先生とはまた全然違うと思い、掛け持ちで教わる事にしました。
M先生に憧れのノクターンを発表会で演奏したいと希望を伝えるも、「まだ早い」と却下。
T先生に希望を伝えると、「やりましょう!」。
華やかな演奏のM先生。
情感のこもった演奏のT先生。
M先生の前ではM先生好みの演奏、T先生の前ではT先生好みの演奏をして弾き分けていたはずが、段々T先生の指導方法に共感する事が増えていき、いつのまにかM先生の指導に違和感を感じるように・・・。
ある日、迂闊にもM先生の前で、T先生に教わった演奏をしてしまって、気づいた時には時すでに遅し(汗)
M先生「何だ、その演奏は・・・。いつからそんな弾き方をするようになりましたか?ねちねちこってりドロドロの昼ドラみたいな演奏になってる。もっとさらっと弾けるように練習し直してくるように!」
(ねちねちこってりドロドロの昼ドラ??・・・感情を入れて演奏しただけなのに?? 心の声)
T先生の指導を否定されたような気分になって、M先生の言われた弾き方はもうできなくなりました・・・。
今まで先生に対して言い返した事は一度もなかったのに、言い返してしまい、少々言い合いに発展・・・。
その日がM先生のレッスンは最終日となりました。
M先生と喧嘩別れみたいになってしまった事をピアノサークルの友人に相談すると、
「自分が成長したら合う合わないとかは出てくるものだと思う、自分を責めなくていいよ、その先生からは『卒業』っていう事だから、新しい先生の元で学んだらいいと思うよ」
友人の言葉に励まされ涙しました。
その先生から『卒業』・・・。そういう風に考える事で楽になり、気持ちを切り替えて、T先生のレッスンを続ける事にしました。
M先生の元では教わる事が叶わなかった曲、ショパンのノクターン。
T先生に教わって2年強、その憧れだった曲を発表会で、大きなホールで演奏できた事は私にとっては最高の思い出です
大人からピアノを始めたので、上手には演奏できなかったけど「心のこもった素敵な演奏でしたよ」と言われた事、たくさんの方から頂いた拍手に感無量でした(涙)
掛け持ちでレッスンを受けていた頃は感情的になってしまった事もありましたが、それぞれの先生から教わった事は、今でも自分の音楽に生かされていて感謝です
久しく弾いていないので、今はピアノが弾けなくなっていますが・・・、そんなピアノ教室に通っていた頃を思い出しながら、GWは久しぶりにピアノに向かってみようかなと思ってみたりします。
まずは、物置と化している電子ピアノの周辺を片付けなくては(笑)
長い日記にお付き合い頂きありがとうございます
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