謝罪を歓迎？

ナインティナインの岡村がラジオの発言を謝罪し、
それについて、NPO法人の藤田という人が発言しているのだが、
内容が不自然。


https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20200429-00175945/

「謝罪することは決まったようである。それについては歓迎したい。」
「知名度もあり、多くのファンを抱え、財力も発言力もある社会的な権力者」
「謝罪や見解発表が早ければ、このような被害も抑えられた」
「被害を与えた女性たちへの補償のあり方、本人の番組降板も含めた中身のない謝罪ではなく、具体的で明確、そして厳正な処分を課してほしい」


とにかく早く謝罪をしろ、厳正な処分をしろ、番組降板だ、とかなり異常。

自分たちへの批判は「被害」だと思っていて、
早く謝罪すれば「被害」が抑えられたと言うのだが、
この人が守りたいものは何なのだろう？


この人は、生活困窮者を支援しているらしい。
岡村が謝罪したところで、この人が危惧しているであろう
生活困窮者が性風俗で働かされるという状況は何も変わらない。
（生活困窮者がどの程度嫌々働かされているのか実態は不明だが）

生活困窮者と性風俗業についてどんな問題があるのかデータや実体験をもとに、
記述し訴えれば良いのに、それは一切なくて、とにかく謝罪して欲しいらしい。


この人は、岡村の発言の一部の記事だけ読んで
「コロナが終わったら、貧困者（生活困窮者）が性風俗で働くので楽しみ」
と、受け取ったらしい。
実際は、貧困者などと言うわけもなく、
「たぶんそうなんじゃないかな〜」程度の仮定や妄想の話なのだが、
それすら許さないのだから、
今後、こういった内容の話は、どんどんタブー視される。


岡村が「社会的な権力者」と言っているが、
岡村が深夜ラジオで発言した内容にどれだけの力があるのか
証明して欲しいし、
過去、権力者として権力を振り回して何かをしたことがあるのなら、教えて欲しい。

今回の件を見れば、どう考えても権力者は逆。
『生活困窮者の人権』を掲げて岡村の発言の一部を切り取って炎上させ、
仮定や妄想の話も許さず、放送局、会社までをも謝罪に追い込んだ
この人たちが権力者であって、
その自覚がないことが恐ろしい。


この人が以前書いた記事もやっぱり良く分からない。
https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20200426-00175351/


「セックスワークの是非を議論しない」
と言いつつも
「女性の性を購入する人々の問題を見える化し」
と言う。

性風俗の仕事はOK、だけど、利用するのは問題があると、
どうしたいのか分からない。



謝罪を歓迎するという発想が、どこか狂っている。