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2020年04月26日09:03

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(再掲載)「ストック」と「フロー」の違い

多くの経済ニュースで
「ストック」「フロー」と言う わけのわからん言葉が出てきますので
そのネタで書いていきます


一例として ここでは
航空業界を挙げてみます

今 どこの航空会社も 搭乗客の激減で困り果てていますよね?

登場客がいなくても
飛行機も雇用も維持しないといけないから当然です

ここで
「維持に必要なリソース」が「フロー」
飛行機そのものや雇用が「ストック」
と お考えになってください

もし ある会社が 飛行機そのものを売ってしまったら
その会社は コロナ禍が終わっても
飛行機そのものがないわけですから
もうお金を稼げませんよね?

もしその「穴」に
飛行機も雇用も維持した会社が入ってきたら
もう挽回はできませんよね?

一方 飛行機や雇用の「ストック」を守り抜いた企業にとっては
ストックそのものは無事なので
コロナ禍が終息したら すぐに路線の再開もできますし
「ストック」が減った会社の「穴」にもすぐに入り込んで
前よりも多く稼げることになります

これと全く同じ話が
ほぼ全ての業界であり企業に当てはまりますし
国にも当てはまります

一例として もしこのコロナ禍で
全世代の日本人が半分まで減ってしまった場合を考えてみます

もし人口が半分まで減ると
当然日本の国内市場も半分まで落ち込みます

今の日本企業は 収益の多くを外国に依存しないといけなくなります

高品質品ではドイツオランダ 普及品では中国韓国 と
世界中でケンカしないといけません

もう今でさえ家電製品は中国韓国相手に世界市場で勝てないのに
「何で稼ぐんや?」
な話になります
日本が得意「だった」部品産業は もう台湾に押さえられていますし
日本の1メーカーだけで4年間で55機種19種類の画面サイズを作っていたりしている間に
Appleは3種類だけで日本のスマホ市場の半分を抑えていて
iPhone1台売れるたびに4割以上のお金がアメリカに流れます


こう考えてみると
「日本人の命」は 日本にとって最も大切な「ストック」です

生きていれば 生産に従事して納税もできますし
消費することで国内市場の規模を維持することもできますし
学生さんを守れば 将来の納税者消費者として より多く貢献してくれることなど
わかり切っている話です

確かに 大半の税収は「フロー」から生じます
でも 今「フロー」を取って「ストック」そのものを減らしてしまうと
このコロナ禍によって致命的なレベルで「ストック」が減ることで
「フロー」が 永続的に減少してしまうことなど 誰でもわかります


ここいらあたりを俯瞰して考えると お上が考えないといけない優先順位は

「ストック」を守るために「フロー」を補償する

になるはずですが

なんで官僚であり政治屋は
こんな簡単なところから考えることができないのでしょうか…










■緊急事態、大幅延長に慎重=国民の不満懸念、月末にも判断―全面解除見通せず―政府
(時事通信社 - 04月26日 08:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6061470
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