安倍首相はいつ辞めるのか?
今井、その副官である佐伯耕三=秘書官(アベノマスクや安倍自宅リラックス動画アップの発案者)、西村康稔=経済再生症/コロナ対策相など、いずれも東大→経産エリート官僚の道を歩んできたグループは、本当のところは、その場限りを切り抜けるだけの小賢しい浅知恵しか持ち合わせていないのに、それで安倍首相を操ればこの国を取り仕切れると勘違いして、菅という「盲腸」を切って捨てようとしたのである。
安倍首相は、「今井ちゃんに聞けば、何だってすぐ答えが出てくるんだよ」と、その圧倒的な学力の差に感服しまくっていて、それはその通りなのだろうが、その今井らの「学力」とは上述のような「小賢しい浅知恵」以上のものではないので、その結果が政権の迷走状態となって発現するのである。
このようにして、菅を無視したことで二階にも山口にも話が行き渡らず、結果として安倍首相が大恥をかくことになった。さて、これから二階や山口は、どういうタイミングで安倍首相を見限ることになるのだろうか。
代わりがいるかいないかに関わらず、安倍政権は自壊しつつあり、問題はこの有様で一体いつまで持つのかということである。
《20年6月?》
「サンデー毎日」4月26日号は「安倍6月退陣で『麻生首相』の悪夢」と題した記事を掲げ、二階俊博自民党幹事長が安倍首相に見切りをつけ、コロナ対策が落ち着くことを前提に「6月には退陣してもらうしかない」と周囲に話しているようだ、と書いている。
《20年9月?》
6月とはいかにも早すぎて、コロナ対策が落ち着いている可能性は大きくない。それでも「9月か10月になればコロナ対策も落ち着いて退陣の道筋がつきそう」だと、同誌は指摘する。仮に安倍首相が体調不良やコロナで入院した場合、麻生太郎副首相兼財務相が首相臨時代理となり、21年9月の党総裁任期まで務め総裁選を行うことになる。臨時代理とはいえ「麻生首相」というのは、国民にとってはもちろん、自民党にとってさえも悪夢でしかない。
しかし、実際に安倍首相は、体調不安説に加えて、アベノマスクや「うちで踊ろう」便乗ビデオなど、何をやっても裏目に出て、不評どころか嘲笑の対象となってしまう状態にかなり精神的に参っていて、近しい者には「もう辞めたい」と漏らしているようなので、あり得ないシナリオではない。
《21年4月?》
さらに、そこを何とか乗り越えて来年まで辿り着いたとしても、果たして来夏に本当に五輪を開くことができるのかという大難問が待ち構える。本誌が再三強調してきたように、新型コロナウイルス禍は来年7月までに収まっていればいいというものではなく、できれば来年1月、いくら遅くとも3月一杯までに全世界的に(第2波、第3波のぶり返しが各国ごとに起こり得ないとほぼ確信できるところまで)収まっていなければ、日本もIOCも各国の五輪委や選手団も、本格的な準備作業に入ることができない。
アビガンにせよ何にせよ、安心して使える治療薬が国際的に承認されて行き渡っているという奇跡的な状況が生まれていれば別だけれども、来春までに皆が気を取り直し心を一つにして五輪成功に向かって走り出すということには、なかなかなりにくいのではないか。とすると「再延期」はあり得ないから「中止」で、その時点で安倍首相は引責辞任せざるを得なくなる。
《21年9月?》
五輪が無事に開かれれば、その終了後に安倍首相は総裁の任期を満了し後を総裁選に委ねる。岸田文雄=政調会長と石破茂=元幹事長の対決となれば、安倍首相に近すぎる岸田に勝ち目はない。
■新型コロナ、東京は123人
(時事通信社 - 04月21日 17:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6055530
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