mixiユーザー(id:63904941)

2020年04月16日11:38

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どうやらなのですが…

Amazonは ネット小売業から
クラウド提供者 AI開発企業に
移行をどんどん進めているみたいなんですよね

https://aws.amazon.com/jp/cloud/


日本のお上も このAmazonのクラウドへの移行を進めています

https://cafe-dc.com/cloud/japan-pick-aws-government-cloud-projects/

https://it.srad.jp/story/20/02/17/1154208/


「なんでやねん!!」と言いますと
このAmazonのクラウドは
WindowsSQLとの親和性が非常に高いので
導入コストが最も安上がりだからです


(かなり脱線します)

NECが1985年に市場に投入したスパコンの処理能力は

1.3 G Flops(1秒間に浮動小数点演算13億回)でした 出荷時点で世界最高速

これが2016年になると
NVIDIA製のグラフィックカードを4枚使ったパソコンの処理能力が

36 TFlops(1秒間に32bitの浮動小数点演算36兆回)という性能です
これは 2004年当時 第2位の5倍速でぶっちぎりの1位だったスーパーコン
NECの地球シミュレータより若干高速 SX-2の3万倍近い速度です
地球シミュレータの6年間のレンタル料は200億円近くに
巨額の保守費、電気代、ガス代(冷却用)が加わるわけで

この処理速度の向上が AIをとんでもない速度で進化させています

例えば Googleが自社AI専用に製造しているハードは
今の最高レベルのグラフィックカードを64枚束ねただけですが

これで約100PFlops
これは 2011年に世界一のスーパーコンピューターとなった 
理研と富士通の「京(けい)」の約10倍速
1秒間に10京回の演算が可能です
それも非常に安い値段
何桁も小さな消費電力で達成しています

こんな代物を作っているのはGoogleだけではなく
GAFA (Google, Amazon, Facebook, Apple)
BAT(Baidu, Alibaba, Tencent)は
それぞれAI用の専用ハードウェアをつくっています

このような動きで特徴的なのは
彼らサービス事業者は 自社開発のハードウェアを外販しない戦略をとっていることです
独自の高度なaiの計算能力 スピードをサービスとして提供するために
自社ハードウェアを開発し独占するわけですが


とんでもなく大きな問題が 今理系の開発の最前線で起きています

そんじゃそこいらの大学や企業が持っているコンピューターの演算能力と
グーグルが12時間分の計算まで無償提供していたクラウド機械学習の速度を比較したら
後者が10倍程度の速さになってしまうことです

企業の研究の速度や 学問の自由 成否が一民間企業の思惑一つ
(急に眼の玉が飛び出る価格にまで有料化したりされないという保証があるでしょうか?)に左右されるかもしれない
という状況が 今まさに世の中で起きているわけです

つまり
他事業で得た利益による体力にものを言わせて
クラウド提供で価格破壊・価格支配をしかけたり
クラウド出荷先の国や企業を を恣意的にコントロールしたりもできるわけです



ここいらが見えてくると
10年後20年後の世界が どうなってしまうのだろうと 考え込んでしまいます…






Amazon.com、“物言う”従業員2人を解雇──Washington Post報道
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=6047462
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