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2020年04月15日20:19

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ヒマワリのようなシオリ

はい、こちらmixi日記再開にあたり、「今までどんなことを書いていたのかな」と思って自分の過去日記を読み返していたら、休みが3日潰れた葉桜です。

私の日記読むの大変だな!
読んでくれる人、本当にありがとう!

リニューアルにあたり、ちょっとだけ上記の挨拶も変えてみました。


さて、自宅でできる趣味として、mixi日記を再開しましたが、本当に久しぶりで、書いてないことがいっぱいで何を書こうかなぁと考えています。

この5年間の間に友達も増えたし、社員旅行もあったし、泊まりの研修とかもあったし、
入院生活もなかなかファンキーだったから書いてみたいし、元カレの悪口も書きたいし。


まぁ、まずは私の愛すべき同僚や友人たちの話を書こうかと思います。

院長の狂った人間性に耐えられず、ほとんどの者が1年以内に退職していったわが職場であったが、なんとこの数年、スタッフが安定するという奇跡が生まれた。
私を含む6人+院長、ヨメ子で明るく楽しく元気よく仕事をしている。

今回は20代衛生士シオリちゃん(仮名)の話を聞いていただきたい。


まずはシオリの生態について述べよう。


所属:ジャニヲタ、アニヲタ、腐女子、テレビっ子、ひきこもり。


シオリの趣味は幅広い。
が、そのほぼすべての趣味は自室で行うことができるため、今の自宅待機自粛要請期間中、もっとも打撃を受けていない人材であると見受けられる。


特技:ハブラシ


この業界に入って知ったことであるが、歯科医師および衛生士の中にも虫歯がある人は多い。医者の不摂生とはよく言ったものである。
2月に講演会を受けた歯科医師の先生は「私の口の中は歯医者のものではない、と自分でも思うほどひどい」と自己申告していた。

だが、シオリはこの世にオギャア生まれて27年、一度も虫歯になったことがない。
日々「ちゃんと磨けばいいだけなのに、虫歯ってどうしたらできるんですかぁ?」とぼやいている。

前述に「特技:ハブラシ」とあったが、実はこれは完全な文章ではない。
正しくは「特技:ハブラシの先をボサボサにすること」
略して「特技:ハブラシ」である。

歯科医院で働いていると「ハブラシは1ヶ月に1回は交換しましょう。先がボサボサになったら替え時です」などと指導するのだが、シオリのハブラシは1ヶ月持たない。
3日目あたりからハブラシは元の形状を失い、1週間もすれば、「ペンチなどを用いて外部的な力を受けないと、このような形にはなるまい」といった変貌を遂げる。

その功績は「ハブラシ・クラッシャー・シオリ」と称えられ、
そのアニメタイトルのようなネームングから
「土曜の夜6時は!『ハブラシ・クラッシャー・シオリ』!」
「見ないと毛先を開くわよ☆」とポーズ付でからかわれている(私から)

さすがにちょっとからかいすぎたかな、と反省した私は謝罪の気持ちをこめて、
秦基博『ひまわりの約束』のリズムで「どうして♪毛が開くの♪まだ使い始めて3日目よ♪」と歌を送ったのだが、反省の気持ちは届かなかったようだった。

そんなハブラシ・クラッシャーな彼女だが、27年間虫歯になったことがないので、
「毛先を開かせるまで磨かないと虫歯というものはできるのだろうか」と思い始めてきている。
もちろん、そのような文献もエビデンスも一切ないので、信じないようにしていただきたい。


苦手なもの:漢字


シオリは業務中、しばしば私のもとにやってくる。
それは葉桜という存在に癒しを求めているからではない。

漢字が分からなくなったときだ。


シオリ「葉桜さん、『キオウレキ(既往歴)』の『キ』ってどう書きますか?」

シオリ「葉桜さん、『トベイ(渡米)』の『ト』が分からないので書いてください」

シオリ「葉桜さん、『キセイチュウ(寄生虫)』!」

私「葉桜さんは寄生虫ではありません」


「病」と「症」が覚えづらいらしく、カルテを確認すると、しょっちゅう「歯周症」という聞いたこともない新病を生み出している。
新型の歯周疾患であろうか。


また別の日、シオリは「介護老人施設S,移送サービスあり」と書こうとした。
しかし、「移送」の漢字がわからなかったシオリは私のところに来た。

シオリ「葉桜さん、『イソウ』ってどう書きますか?」

私「移動の移に、送るって漢字」

シオリ「…葉桜さん、移動の移ってどう書きますか?」

私「のぎへんに、多い」

シオリ「・・・・・・・葉桜さん、のぎへんって…」


ここらでおそらく私は「マジかよ」という顔をしたのだろう。
あわててシオリは「あ、わかった!わかりました!」といってカルテに「ぎょうにんべん」を書いていた。


そしてまた別の日のお昼休み。
私は大学時代の後輩から教えてもらった「オジンオズボーン篠宮の秒で漢字暗記」のおかげで「憂鬱」の「鬱」が漢字で書けるようになった。
そして私はシオリに自慢した。

私「どーーーうだ、シオリ!私は憂鬱という字を何も見ずに漢字で書けるようになった!みたか!まいったか!おそれいったか!さすが葉桜さん!!」

三十路すぎて自慢のしかたが尋常じゃなくウザい葉桜。


シオリ「ワー、スゴイデス。サスガハザクラサン」

そんな葉桜の取り扱いに慣れているシオリ。


私「じゃあシオリにも鬱の書き方を教えてあげよう」

シオリ「いいです」

私「紙とペンを用意しなさい」

シオリ「いやです」

私「いくぞ」

シオリ「NOです」


シオリに拒否権はない。

まずは私がお手本。


私「木、缶、木、ワ、凶、ワチャワチャワチャワチャ、ヒ、ミー♪」

何いってっか分かんない人は是非、「オジンオズボーン 漢字暗記」でご検索いただきたい。

私「はい、じゃあ、次、シオリ」

シオリ「(しぶしぶ)キカンキワキョウ、ワチャワチャワチャワチャ、ヒミー」


【悲報】シオリ、缶の字を間違う。


しかし、何回か書いてるうちに楽しくなってきたらしく、移送が書けなかったシオリも鬱の字が書けるようになった。


シオリ「書けるようになったです」

私「ほう、すごいじゃないの」

シオリ「うん、ホラ!」


シオリは確かに自分の力で「鬱」と漢字で書いていた。


うちの休憩室に常備してある、お菓子箱に…!


しかも油性マジックで…!!

というわけで、いま、私たちは昼休みに「鬱」と書かれたお菓子箱に入ってあるお菓子を食べています。
すごく消化に悪い気がする。

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コメント

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