18950412 NO3838　兵站地守備兵の配置に関する回答.

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008_0030_0020　駐韓日本公使館記録 8巻 参. 各領事館其他往復 一 (2) [兵站地守備兵の配置に関する回答.]
文書題目 (2) [兵站地守備兵の配置に関する回答.]
文書番号 機密第三四号
発信日 明治二十八年四月十二日 ( 1895年 04月 12日 )
発信者 特命全権公使 伯爵 井上馨
受信者 南部兵站監 高井敬義

(2) [兵站地守備兵の配置に関する回答.]
機密第三四号
兵站線路拡張につき各兵站地守備兵配置に関し秘・号外貴信であなたの見解を御申越のし趣旨は了悉しました。
京城より北方、即ち開城（ケソン）、漁隱洞（オインドン　＊大同江下流左岸）の二か所は御意見の通りで異存ありませんが、京城以南の東学党に向かっては今後なお充分な警戒を要することと存じます。
よって朝鮮政府の意向でも尋ねました上、あちらから我が兵の内地分屯を依頼してくるような場合は、兵站線外の全州（チョンジュ）、清州（チョンジュ）の二所に分屯が必要と存じます。
ついては本官の意見は別紙に記載の通りで、即ち可興（カフン）に二小隊、全州に一中隊、大邱（テグ）に二小隊、釜山（プサン）に一小隊を兵站守備隊より分派し、清州（チョンジュ）に一中隊、京城守備隊より分派し元山（ウオンサン）守備隊一中隊のうち成川（ソンチョン　＊大邱・浦項の中間地）に一小隊分派致す予定ですので、それで御異存ございませんでしたならばこれを御含み上朝鮮政府より依頼があり次第何時でも前記の配置に変更できますよう前もって予備兵を御準備いただくよう願いたく、この件回答申し上げます。
明治二十八年四月十二日
特命全権公使 伯爵 井上馨
南部兵站監 高井敬義 殿

[別紙] [右件 各兵站守備隊 分派予定地域表]
文書題目
可興 二小隊 兵站守備隊より分派
全州 一中隊
大邱 二小隊
釜山 一小隊
清州 一中隊 京城守備隊より分派
元山 二小隊 元山守備隊 持
成川 一小隊