ロックでアナーキー

日本には、もう少しアナーキーな人や
ロックな人がいると思っていたのだけれど、
新型コロナに関しては、みんな政府や知事の要請を真面目に遂行していることに、
とても驚く。


そのすじの人たちや、
ヤンキーや暴走族など他人の迷惑など顧みない人たちがいたはずで、
今こそ夜は自由に動き回れるはずなのに、
そんなニュースは聞かない。


ライブでドラムセットをぶっ壊したり、
観客と喧嘩したり、
結構好き勝手やっていたミュージシャンたちもいたはずなのに、
感染症が怖いから、
政府の言うことを素直に聞いて、
「家で静かに過ごしましょう」
とネット動画で話す姿には、とても違和感がある。


お笑い芸人だって、
世の中の出来事を皮肉ったり、風刺したりしても良いはずなのに、
自粛しないで外出している人を非難したり、
どこかおかしい。



新型コロナが落ち着いたら、
「俺はロックだぜ」
「俺は破天荒だぜ」
「俺はヤンキーだぜ」
と言ってのこのこ出てこられても・・・。


その点、「こんなときだから、俺が店に行かなきゃ」
と言って、志村けんは夜の店に通っていたらしい。

そんな志村けんは、最もロックでアナーキーで芸人で、
かっこいい大人だったのかもしれない。