コロナと日常と自分との戦い

コロナによって職を失う人が沢山いるのは
わかっているしこんな時仕事させてもらえるのは
有難い…でも

店長と二人だけの出勤は本当に辛い

コロナ対策の前から端と端に離れて
お互い距離をとり

おはようございます
休憩お願いします
お疲れ様でした

しか会話をしない。それは私に対してだけ…

「時間なのであがって下さい」
そう言われないと帰れない。とてもこちらから言える空気ではない。

でもそうしていると腕時計をこちらに向けて
「時間過ぎてるんで何もしてないならあがって」
と言われてしまう。

今日はどちらでもない

時間過ぎている事を知っていて放置しているように思えた。

初めてこちらから
「時間なのであがります」と言った

お疲れ様でしたの時こちらを見ない

いつもの事とはいえやっぱり辛い

逃げるように店を出る

長い長い一日がようやく終わった

帰宅して百貨店が臨時休業のニュースを見て
羨ましいと思ってしまった

サザエさんを見てホッとして
こんな日常だったらいいのになと思った

手洗いをしている時、鏡を見たら酷い顔をしていた
目がつり上がって5歳は老けて見えた

コロナに耐えている人がいる
私は幸せなんだ…私は…

ああ…何でいつもこうなんだ

うまくいかない事ばかりだ