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2020年04月12日16:42

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大林宣彦

先日、大林宣彦監督が亡くなりました。
82歳、母と同世代で戦争を経験され、長らく日本映画のため文化のために尽力された方です。本当にありがとうございました。

私が大林監督を知ったのは、『時をかける少女』でした。角川映画のアイドル映画を観に行ったのですが、そこには不思議なSFの世界でしかも舞台は尾道、今まで観たことがない世界観でした。
その後は尾道三部作を繰り返し観るほど好きになり、監督に初めてお会いしたのは、90年代のゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭での『はるか、ノスタルジー』の上映のときでした。メディアで知っていた流暢な話し方そのままで、魅力的な方でした。
その後、妻とこの映画祭を再び訪れたときは、夕張の居酒屋のカウンターで鷲尾いさ子と飲んでいるところに出くわしたこともありました。

近年は反戦のメッセージが強いより個性的な作品を作り、その度に市内の老舗の映画館に観に行き、しばらく観ていなかった大林作品を改めて好きになったことを覚えています。『この空の花−長岡花火物語』
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『野のなななのか』
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大林監督作品好きが高じて、ロケ地の尾道を学生時代にバイクに二度訪れました。坂の多さと道の細さとお寺の多さ、そして向島からフェリーで行き来する様子が実に映画になるなぁと感心したことを覚えています。
結婚してからは妻と夜行列車で訪れたこともあり、懐かしい思い出です。
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知らなかった映画の世界への扉を開いてくれ、大林監督を通して福永武彦、山中恒などの文学者を知るようになり、感謝するばかりです。
先週、ちょうど『時をかける少女』が放映されていて、録画していました。当時を思い出したいと思います。

合掌


写真左:大林宣彦「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・尾道」
写真中:妻との尾道旅行のときの尾道水通の眺め、作品で使われました
写真右:『ふたり』のロケ地マップ、旅行のときにもらった手作りマップです

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