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2020年04月12日08:47

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志向と資質と

ドラマ「浦安鉄筋家族」が始まった。

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ぎゃはははははははははは!二朗さん演じる大鉄のカートン喫煙もすげえけど、やっぱドラマ中に幾度も飛び蹴りやらラリアットを炸裂させつつ怒号を飛ばす順子演じる水野美紀姐さんがすご過ぎだ♡。あまりの荒唐無稽のドタバタぶりに初回観てああもういいやとなった人も多いと思うが、こんなのおそらくまだ序の口だ。まだまだこの人たちやってくれるぞ!そして脇役もいい。

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じいさんの金鉄をあのアホの坂田のおっさんが、大沢木家の長女で高2の娘・桜を岸井ゆきのちゃんが演じている。でもさあ。ゆきのちゃんのこといま調べたら彼女もう28歳だぞ。それが16歳を演じるなんてやはり芸能界っていいかげんだなあと思う。まあ彼女かわいいからいいけどね。

脇役ではさっそく桜の彼氏のあの花丸木がらむらむ言いながらちくちく歩いていたし、浦安随一の極貧母子のどいつじん親子も出ていたし愉快であった。あとはあの低劣教師のバカ春巻の登場を願うばかりだ。強烈な3か月が始まりました♡。

昨日の愛読A日新聞のテレビ収監番組表のトピックスではこのお方が登場していた。

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篠原涼子ちゃんである。あの問題作「ハケンの品格」が13年ぶりに復活だそうだ。今回は「半沢直樹」やキムタクの「BG」も第二弾登場で復刻版の目白押しであるが、ハケンは家内も観たがると思うので我が家には必須だ。

この彼女の取材記事が面白かった。見出しに「適性?ないです」という手帰省とはずばり役者としての適性を指しており、憑依型の権化のような卓越した芝居をしておきながら自分にはそれとしての適性に欠けていると言い切っており、彼女やっぱり変わってるなあと思わされた。

そのくせ今後の夢はなんですか?と訊かれたところ、「歌手よ!歌手歌手!」と言っておりこれもおもしろい。あの大ヒット曲「恋しさと せつなさと 心強さと」はまだ弱冠二十歳のときであったそうだが、あの時から以来自分は歌手だという思いをいまだに抱えているというからしつこいながらもすごい。

往時歌手の仕事がだんだん減ってきているうちに役者の仕事が増えていった際、「『何をやらせるんだ!』と思っていた」そうである。その反骨精神があればこそのいまの彼女があるのかもしれない。

これを読んで思った。ああ人というのはやりたいこととやっていることが必ずしも一致しなくとも大成するものだということだ。つまりは志向と資質は違うということであろうか。

そのテーマを教えてくれた人がかつていた。こちらの絵はがきをご覧いただきたい。

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僕の好きな寡作の漫画家の豊田徹也さんからのものである。彼の作品が好きで一時期二度ほど文通した間柄だ。彼はきちんと返信してくれたのだ。
そのなかで彼が綴っていた文章が気になったというか気に入ったところがあった。

彼はアメリカのB級アクション映画が好きで、いずれ漫画であのような世界を描いてみたいと思っていたそうであったが、結果彼の得意とする作品は人の機微や琴線に触れる細やかなヒューマンドラマであった。そしてそれはどれも傑出した出来栄えのものであった。

だから思うのだ。やりたいことと違って人によってはやらなければならない命題というものを抱えて生きていくこともあるのだ、と。そしてそれが大抵の人にあてはまるのではなかろうか。

よく言われるのがやりたいことを仕事にしている人は千いや万にひとりだ、と。そうかもしれない。
だがある人は言っていた。好きなことを仕事にするのではない。している仕事を好きになるのだ、と。

人生の幸せや成功はつまりは自分が決めることなのかもしれない。

病魔と闘いながらメガホンを握っていた映画監督の大林宣彦監督がついに旅立たれたとあった。

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その生きざまはただただお見事としか言いようがない。「転校生」「時をかける少女」はいまも記憶に残る。まだ「さみしんぼう」観ていなかった。監督、すみません。わざとであろうかあのちょっとチープな特撮をわざと駆使した映像は強烈な個性に思います。どうもおつかれさまでしたそしてありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
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