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2020年04月11日16:39

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森法相が幹部一喝し、検察の人事異動を凍結 現場は大混乱も自民党幹部は「いい仕事した」

松江のバー「クラスター発生」
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森法相が幹部一喝し、検察の人事異動を凍結 現場は大混乱も自民党幹部は「いい仕事した」

 森雅子法相ら政治家と検察幹部の暗闘「第二幕」が始まったようだ。

 法務省は4月10日付で発令する予定だった人事異動を凍結したと発表した。理由は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言だという。

           
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        検察の人事異動では指導力を発揮した森雅子法相

 春の異動では713人の検事が異動予定だった。他の省庁などに異動する56人だけは予定通り異動。だが、予定されていた350人の副検事の異動も凍結された。検察幹部の一人は打ち明ける。

 「この原因は検察幹部と森法相の関係がぎくしゃくしているからじゃないかと思いますね」

 昨年12月、日産自動車のカルロスゴーン被告の海外逃亡、東京高検の黒川弘務検事長の定年延長など、法務省は問題が山積していた。国会で森法相は、何度も答弁を変えるなど、大臣としての資質を問われていた。

 そして3月には国会で森法相が「(東日本大震災の時に)検察官が容疑者を釈放して逃げた」と事実ではない答弁をしたことで、菅義偉官房長官から厳重注意を受けていた。

 「森法相とすれば、事務方の検事がしっかりすれば、国会答弁で苦しむこともなかったと、かなり不満に思っていたそうです。検察幹部は緊急事態宣言の意味合いを十分、把握していなかったのか、森法相に根回しせずに進めていたが、土壇場になって了解を求めたところ、緊急事態宣言が出ているのに、引っ越しは新型コロナウイルスの感染につながりかねないと指摘され、急遽、凍結となったのです」(前出・検察幹部)

  困ったのは、異動の対象となっていた検事や副検事だ。関東地方の検察庁に勤務する、検事の一人はこうぼやく。

 「もう引っ越しの荷物は出しました。家には数枚の布団とかタオル、鍋1つしかありません。凍結と聞いて大急ぎで引っ越し業者に連絡し、荷物を戻してくれと頼みました。しかし、長距離の引っ越しだったので、今の官舎から荷物は離れた場所にあり、『戻すのは時間がかかります。新型コロナウイルスの関係もあってスタッフも少ないので』と言われて、困っている。本当なら12日の週末に引っ越しは完了する予定だったのに……」

 中国地方の検察庁に勤務している検事もこうあきれ顔で言う。

 「うちは子供がおり、学校があるので4月から転校の手続きをしていました。いつまで凍結かと、検察庁に聞いても『私たちもわかりません』というばかり。子供は新しい土地で、学校に通えると楽しみにしていた。検察庁と法務省は、いったい何をしていたのでしょうか?新型コロナウイルス感染防止で、裁判所の公判まで延期になっている。引っ越しを伴う異動が、感染拡大につながりかねないことくらいわかるでしょう。うちは司法試験を合格した人の集まりなんですよ」

           
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           稲田伸夫検事総長(左)と森雅子法相 

 現場は大混乱に陥っているのだ。なぜ、こうなったのか? 

 「辻裕教事務次官がきちんと異動について森法相に話していなかった。新型コロナウイルス問題を指摘されていた辻事務次官は稲田(伸夫)検事総長を説得していったんは了解をとりつけたようです。しかし、森法相にまた反撃され、9日に凍結を言い渡された。広島地検では河井克行前法相夫妻の公職選挙法事件で大変で100日裁判も控えている。異動凍結で捜査に支障が出かねないとの声も聞こえる。まさに大失態ですよ」(前出の検察幹部)

 森法相の一喝について、黒川検事長問題で劣勢になりかけていた安倍官邸、自民党はご満悦だったという。

 「国民に自粛要請し、東京など7都道府県に非常事態宣言が出ているのに、首都圏から感染者が少ない地方に異動なんて、やっちゃぁいかんよ。森法相はこれまで厳しい局面で指導力を発揮できていなかった。国会答弁でも迷走。だが、今回の異動凍結は新型コロナウイルス感染防止のためには当然で、いい仕事をしたと評価が高い。メイクだけでなく、仕事もばっちり決まってきた」(自民党幹部)

(今西憲之)

※記事元:週刊朝日オンライン限定記事より





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