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2020年04月10日23:39

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【開催中止のおしらせ】5月23日(土)座談会「いしかわじゅん・夏目房之介・みなもと太郎 関谷ひさしを語る」

http://www.ktqmm.jp/manga_news/12176

> 北九州市政だより4月15日号やチラシで開催のおしらせをしておりました座談会「いしかわじゅん・夏目房之介・みなもと太郎 関谷ひさしを語る」(開催予定日:5月23日(土))は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、当館が当分の間、臨時休館となっていることなど、諸般の事情をかんがみ、中止することとなりました。
> このイベントを楽しみにしていただいておりました皆さまに、深くお詫び申し上げます。

 いしかわ先生から来福の連絡を頂いていたのに、つくづくコロナの野郎(オスメスの区別はなかろうが)のクソッタレめ。
 特に漫画ファンでない人にはピンと来ないと思うけれど、この三人が揃っての鼎談なんて、滅多にあるこっちゃないのだ。
 もちろんお三方とも現役の漫画家として多数の代表作をお持ちだが、それぞれに、『漫画の時間』『秘密の本棚』(いしかわじゅん)、『夏目房之介の漫画学』『手塚治虫はどこにいる』(夏目房之介)、『お楽しみはこれもなのじゃ』『マンガの歴史』(みなもと太郎)といった「マンガ評論」を著してこられた実績がある。
 文化は、作品だけでは決して爛熟しない。それらをいかに評価し、社会と歴史に位置づけていくか、評論の役割はその点にこそある。そのことを知悉されているお三方が自由に語り合われるのだから、これが面白くならないはずはなかったのだ。
 スポーツ漫画の王道を築いたと言ってよい関谷ひさしについて語るってことも貴重だけれど、もしこのトークイベントが実施されていれば、日本マンガ史に残る記録になっていたことは間違いないのだ。返す返すもコロナが憎い。
 会場の北九州市漫画ミュージアム自体が休館中で、現状、いつ再開するかも分からない。関谷ひさし展も、会期予定の6月14日までに開催できる見込みはなさそうだ。いったん中止して、来年度仕切り直しで、ということになるらしいが、これもコロナが収束しない限り、どうなるか分からない。あるあるCityそのものが倒産してなくなっちゃったらどうするの。
 マンガも美術も音楽も映画も演劇も、文化を守ろう、守らなければならないのだという見識と意志が、国にも自治体にもないことが悔しくて仕方がない。感染対策の失敗のツケを、「自粛」という形で、これらの文化が払わされ続けているのだ。なのに行政は自分たちの責任を全く感じてないんだものなあ。信者に支えられると、ここまで政治家は傲慢になれてしまうのだ。
 もしも再び、お三方を招いてイベントが開催されるのなら、第二部として「マンガの明日」について語り合ってもらえないだろうか。感染症対策を口実に、文化破壊を嬉々として行う行政に対して、マンガが対抗する手段はあるのか、今後も同様の事象は起こりうるが故に、それを記録に残すことも重要なことだと思うのである。
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