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2020年04月02日19:59

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小説「オブリヴィオン」遠田潤子

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あらすじ
妻・唯を殺害した罪で服役後、三十七歳の吉川森二は、他人との交流を拒み、孤独に生きることを決めた。
何より大切だった唯ととその兄の圭介との絆は失われ、一人娘の冬香からも激しく糾弾される森二を、新たな試練が次々と見舞う。
オブリヴィオン=忘却と赦し。
赦されざる罪を犯した男に、救済は訪れるのか。

男は殺人を犯す。
赦されない罪を背負う男・森二。
一人娘からは糾弾・職場では嫌がらせ。
彼は己を見つめつつも、生きることを諦めなかった。
決して絶望しない物語。
闇の中でもがく様が、読んでいて感情移入しやすかった。
大変読み応えがあった。

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