ネタバレ入ります。
ハイキュー!!の主人公たちが所属していた烏野高校。
春高バレーはベスト8で敗退して終わりましたが、これを「え、負けちゃうの? 優勝すると思ったのに」と、意外に感じる人も多かったようです。
が、実はぼくにはそちらの方が意外でした。
というのも、ぼくは優勝はせずに終わるだろうなと思っていたもので。
考えてみると、ジャンプに限らず少年マンガの学生スポーツものは、たいてい日本一になって終わることが多いかなあ。
最近(?)のジャンプでいえば、黒子のバスケとかテニスの王子様とか。
ただこのあたりの作品は、ちょいリアリティ薄めというか、どちらかといえば異能バトルの色の方が濃いからね(苦笑い)。
リアリティが濃いめだと、それらの例に漏れるかな。
ジャンプでいえばスラムダンクとか。
ぼくも現実の学生スポーツに詳しいわけではないけど、野球やサッカーでは、初出場とかそれに近い学校が全国優勝することは、まず無いんじゃなかろうか。
やはり全国常連校は蓄積してきたものが段違いなんだろうと思う。
資金や設備だけの話じゃなく、つちかってきた歴史や、受け継がれてきた精神。
部(チーム)自体も、日々の生活や練習が「全国優勝」を想定してのものになるだろうから、「全国出場」をめざすチームとは、総体的に様々なものの厚さに差が出てくる。
スラムダンクで山王工業に勝った湘北高校がボロボロになってたのは連載当時から見て取れて、次の試合でボロ負けしたというのはすごく納得がいった。
逆に山王工業は、全力を出してなかったわけではないだろうけど、まだ余力を残していた。
そういう「総力の差」を自然と感じさせてくれるリアリティが、スラムダンクの魅力の一つだと思ってます。
ハイキュー!!もぼくの中では、こちらの系譜に近い感覚なんですよね。
烏野も「数年ぶり二回目」の全国では、その分厚さを得られるはずもない。
作中では宮侑のセリフもあり、日向だけがそれまでの試合で「削られた」印象だったかもしれないけど、実際はチーム全体が削られまくってたと思います。
稲荷崎戦のあとは、ツッキーまで寝落ち陥落してたしね(笑)。
ただ個人的には、鴎台戦ではなく音駒との「ゴミ捨て場の決戦」で負けるんじゃないかなと思ってたので、それでも一つ多かったんですが(笑)。
実はこれは今でもちょっと感じてて、読者はなんだかんだで烏野目線で読んでますから、日向と研磨の「また来年やろうな」も、烏野が負けてた方がグッとくるんじゃないかなと。
これはまあ、個人差はあるでしょうけどね(苦笑い)。
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