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2020年03月21日11:42

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老害世代が口にしない「国家一丸」を求める東京五輪

女三四郎・山口香理事の発言「延期も視野に入れて」に対して、JOCの山下泰裕会長が「一体となって力を尽くしていこうというところで、発言するのは残念」と糾弾した。

確かに、五輪を成功させようという気持ちは大切だろう。
だが、我が国でコロナ終息の目途が立たないばかりか、海外の多くの国や地域の状況を見れば、安倍首相の是が非でも「『完全な形』で開催する」という表明は現実に目を向けているとは思えない。
代表選出の大会を消化できていない競技が多く、練習環境が整っていない国が多い中で、競技の公平性を確保できるはずがない。
TVドラマの(中高生の)ホームルームで「みんなが頑張ろうとしている時に水を差すような、そんな後ろ向きなことを言わんといて!」とヒステリックに叫ぶクラスメイトを連想した。

「冷静に、延期について言及する声」を抑え込み、「一丸となろう」と、まるで愛国心を押しつけるような雰囲気が、今も我が国の中枢に存在する。
若者たちが呼ぶ「老害」世代は、少年期に戦禍の悲惨さや軍靴の音の怖さを学んできた世代なのである。それ故に、言論の封じ込めには過敏なのかもしれない。

かつてのアマチュア精神が影を潜め、資本の利権に蝕まれた五輪ではあるが、開催するかぎりは参加する選手の安全を最優先に考えなければならない。それは開催国の責任でもある。
五輪に関わる「お偉方」にお願いしたいのは、真夏の東京開催で既に選手ファーストではない!・・とは言え、嘘で固めたプレゼンで誘致した・・とは言え、今からできる最善の策を本気で考えることだ。
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