自殺職員の妻が国と佐川氏提訴
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今日発売の週刊文春を買って読んだ。
自殺した赤木氏は上席国有財産管理官。
「僕の契約相手は国民です」が口ぐせの誠実で明るく妻に優しい人だった。
担当し始めた時は、問題の国有地は隣接地の大阪音楽大学が7億円以上で購入希望を出していたのを断り既に森友学園に1億��400万円で売却済み。これは国に財産的損害を与えるので背任罪だが赤木氏は関与せず。
これが発覚して、財務省・佐川財務局長らから安倍昭恵氏の名前がある公文書の変造を命令された。赤木氏は拒否したが屈した。命令は執拗に複数回に及んだ（近畿財務局ぐるみの有印公文書変造罪）。
会計検査院への虚偽の説明も指示され、一連の不法行員に強く悩む。
但し、赤木氏は部下に命じることなく自分で変造したことをせめてもの救いとしている。
平成29年7月から精神状態の悪化で休職。
その後、佐川氏らの国会での虚偽答弁など省内の不法行為に絶望。
検察の事情聴取を受け恐れおののく。
「本省の指示なのに最終的には自分のせいにされる。僕は犯罪者や」
「家内にそのまま気持ちをぶつけて、彼女の心身を壊している自分は最低の生き物、人間失格」
「佐川局長の国会対応に誰もＮＯを言わない。下部がしっぽを切られる。生き地獄や。なんて世の中だ。手がふるえる。恐い。命 大切な命 終止符」
妻の言：「人間が壊れたみたい」
翌年３月自殺
佐川氏は「忖度した」すなわち、勝手に誰かさんの気持を察して近畿財務局に命令。
その前の背任罪はどうなっているのか。こちらの忖度は誰がしたのか。
検察庁は佐川氏も近畿財務局の３０数名も不起訴。
国会で虚偽答弁をした太田充理財局長は主計局長に出世、次の財務事務次官コース
美並近畿財務局長は本件では全責任を取ると表明していた。今は東京国税局長に栄転。
佐川氏の下で改ざんを指示した本省の総務課長はイギリス公使に栄転。
赤木氏の日記は改ざんその他の経緯を詳細に記している。検察は再捜査するのか。
憲法の核心である三権分立を壊してまで時期検事総長に事実上内定させた黒川氏の人事がここでも生きるのか。森友問題は解決していないことも考えての人事だったのか。
<責任のとり方>
赤木氏
「責任をどう取るか、ずっと考えてきました。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした」
安倍氏
� 峪笋篋覆�関係しているということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」
��一人の人間が自死して責任をとったことに対してどう向き合うか。たかがノンキャリアの末端公務員なのか。
国会、検察、メディアもそれぞれ国民から託された仕事をしていただきたい。
赤木夫人は国と佐川氏相手に損害賠償請求の訴状を出した。司法もしっかりしていただきたい。
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