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2020年03月14日20:27

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パンデミックってなんやねん?

今現在 このCOVID-19の感染について 
最も正確に近いデータベースを持っているのは
ネトウヨ大好き韓国です

人口4000万人程度の韓国において
毎日およそ4万人分の検体を 今も調べ続けていますので
人口比で言うと 国民1000人のうち1人の検体を
毎日検査している計算です

この韓国の 最新の数値ですが
感染者8066人 死者73人です

これを見るだけなら 致死率は1%程度だと考える事ができるのですが
この考え方には とんでもない落とし穴が待っています

例として 明日の朝起きたら いきなり日本人1200万人(大体人口の一割)が
いきなり感染して救急外来に殺到する仮定で考えてみます

このCOVID-19は 大体20%が重篤化する事が
これまでの疫学調査で判っています

もしいきなり1200万人がCOVID-19に感染したら
そのうち20%が重篤化するとして大体240万人になります

病院の空きベッドもマンパワーもリソースも無限大であれば
致死率0.9%程度まで抑える事ができるのですが
もし 病院の空きベッドが1万床しかないと仮定すると
残り239万人の方は まっすぐ棺桶行きです

結果として 母集団1200万人のうち239万人の方が亡くなられたとしたら
日本での致死率は 限りなく20%に近い値になります

COVID-19発生初期の武漢で起きた事や
今イタリアで起きている事が まさにこの現象です

要は 致死率は 医療の余力が充分である間は上がらないけど
ある閾値を超えて 医療のリソースの上限を超えると
そこからは重篤化する比率と同じ比率まで上がっていくわけです

今 ここの段階では
パンデミック=その社会が提供可能な医療リソースの量を超えて 感染者が増えていく状態
とお考えになっても そこまで致命的な間違いではありません

当然 どこの国のお上も そんな危機的状況は避けたいので
「ドシタラヨカンベ(ーー;)」
なのですが

今 英仏などが採用している作戦は

“敢えてダラダラと流行を長引かせることによって
医療のリソースを超えた患者数が同時発生しないようにして
敢えて流行のピークを 東京五輪くらいの時期に持って行って
10月くらいに 社会全体の3分の2の方々が 獲得免疫を得ることによって
次の冬には流行が拡大しないようにする作戦”

です

なんの話やねん?
と言いますと
COVID-19は 感染した人が 別の人に感染させる平均数が大体2.6人と概算されていますので
「もしその2.6人のうち 2人以上が獲得免疫を持っていたら 当然感染者1人が 次に感染させる数は1人以下になるので 感染の拡大は起こらない」
と言う話です

ハイここ試験に出ます

致死率は 医療のリソースに充分な余裕がある間は低いけど
医療のリソースよりも感染者数の方が多くなってしまったら
それ以降は重篤化率=致死率になる

その医療のリソースの余力の範囲内で感染者数のコントロールをするために
日本だけではなく各国も対策を出してきている

ここを見ておいてください

将来の歴史の教科書に残る話です











■緊急事態宣言、現時点で考えず=東京五輪「予定通り」、経済政策機動的に―安倍首相
(時事通信社 - 03月14日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6009156
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