mixiユーザー(id:10160825)

2020年03月13日06:31

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パラサイトを見て ネタバレあり

昨日DVDで見た。
ボーナストラックの監督質疑応答も見た。

まずこれはアカデミー作品賞を取るべき作品か?そうとはどうも思えない。
これは白人ギルト(お金持ちで裕福、幸せな人生を送っている人の悪いなという感情)で票を集めたに過ぎない。

まだジョーカーを見ていないので何とも言えないが、
ノミネートされるべき作品でもないと思う。

映画は

半地下のスラム街アパートに住む家族が、一人づつ裕福な若い4人家族のパク家に入り込んでいきパラサイト化していく。
しかしパク夫は相続したのでもなく、社長のようだしセルフメイドのお金持ちだ。

問題は、

そんな人が個人で運転手を雇うか?とか(会社で負担させるから大抵は会社で探すだろ)
使用人の勧めるがままに使用人を調査せず雇うか?とか、
自宅の下に地下があることも知らずにいるか?とか、
つっこみどころは沢山あった。

最後の方に無罪放免?になったパラサイト一家の息子が夢想していて、
いつかお金持ちになってパラサイト一家父を救い出しに行くぞと言っている。

あのおーモーリス信号での会話はいいんですけどね、
父もスマホ持ってたでしょ?スマホどうなったんや?
父のスマホが使えなくても前家政婦のスマホあるやろ。
それにな、運転手ができるような父親なら、なぜ普段から働いてないねん?
おかしいやろ。
母もな、家政婦としてパク家に居る時の恰好は貧困なはずなのに、どうやって工面してるんや?おかしいやろ。


ここだけの話ですが、うちの母方の祖父母は昭和の高度成長期に事業拡大して運転手がいた。

花井さんという方で若くして40代で胃癌で亡くなった。
花井さんは毎朝社長である祖父を迎えに来て、車をいつも大きな羽のついたダスターで埃を取りピカピカにしていた。家の中に入ったとしても玄関までで、それ以上は決して入ってこなかった。
祖母の買い物に運転して連れて行くという事も決してなかった。
もしあるとしたら私達を迎えに来て、会社に連れていくぐらいだった。(片道10分)
花井さんが病気になり祖父は物凄く悲しんで、彼のお墓参りもしていた。
それから運転手を雇うのを一切やめた。辛すぎると言っていた。当然だ、祖父は60代後半、花井さんは20くらい下だったから。それに色んなところに二人で行ってたから。
そういうのを知っているので、こんな簡単に運転手をクビにしたりは普通はしないと思ったのだ。特に運転手が車の中でワルさをしたという証明もできないことでだ。
経営者はそれくらい雇っている人の生活考えて人雇う。


話を映画にもどす。

この家族は貧しいがあまりにも家族が仲良しすぎるのだ。
普通は親を恨んだりする。特に両親は働いていないのだ。それって確信犯やろ。
この映画に負けたタランティーノが不運でしようがない。


次はジョーカーを見るので、またその時ジョーカーの感想を書きたいと思います。
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コメント

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