何一つ関係ない昭和史の話から入っていきます
第一次世界大戦終了後のワシントン海軍軍縮条約の交渉を続けていた最中に
ある東大卒の若者が 当時の海軍省に採用されました
当時の外交官の給料は75円でしたが 海軍省は85円出しました
で 当時の彼に海軍大臣が言ったことは 以下のようなものでした
“議会の予算対策上は「欧州情勢の調査研究」にしてあるけど
そんなことは何もしないでいい
ただ イギリスの『紳士』と呼ばれる連中が
『どういうふうにものごとをかんがえるのか』
について 徹底的に研究してきてくれ”
時は流れ 太平洋戦争末期 ポツダム宣言が発表された時
当時の米内光政海軍大臣が 件の東大卒に ポツダム宣言の英語の全文を見せて
「彼らが一体何を考えているのか 彼らの本音はどこにあるのか を聞かせて欲しい」
と言いました
東大卒さんは
「一旦部署に持ち帰って 数日検討します」
と答えましたが 米内大臣は
「いや 今すぐここで返事が欲しい」
と言いました
…
東大卒さんが その頃を述懐して
「海軍が 敢えて自分を遊ばせていたのは こう言う
『1つ間違えたら国が滅びる』
極限状態で 客観的に判断できる人材を育てていたんだな」
と仰っておられました
…
(ここからが本題に入ります)
僕の日記
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1974935320&owner_id=63904941&from=home_feed
を読んで頂きたいのですが
>ジョンソン首相は前回、行動計画を発表した記者会見と同じようにホウィッティ主席医務官とパトリック・ヴァランス政府首席科学顧問を従えて、医学と科学に基づいて行動計画を実行に移す姿勢をアピール。イギリスの行動計画は約10年かけて更新されてきたものです。
>日々のモニターから感染の拡大を予測して適切なタイミングで適切な対策をとります。感染者のピークを50%に抑え、高齢者や持病のある人の死亡率を20〜30%減らして感染のピークを夏にずらすのが目標です。感染のピークを減らしすぎると今度は来シーズンに反動が来ます。
>不安を覚えるのは安倍政権の政策決定にどれだけ科学的知見が生かされているか、です。新興感染症の流行に対する行動計画のフェーズと目標が首相、厚労省、自治体、病院、現場の医療従事者の間で共有されているか――という点です。
安倍首相は新型インフルエンザ等対策特別措置法を改正して緊急事態宣言を行い、新型コロナウイルスをねじ伏せて五輪開催にこぎつけたいのでしょうか。首相がこれまで以上に“独り相撲”を取り出すと、戦いの最前線である医療現場が大混乱してしまう恐れがあります。
…
自民党の長期政権の間に
イギリスがずっと緻密に行動計画を練ってきたように
長期的にじっくりと行動計画を考える事も可能でしたし
件の東大卒さんのように 長期間イギリスやフランスで
このように緻密に行動計画が練られて行っている過程を精査して
日本国内でも
「手を付けられる事から手をつける」
事ができていたのであれば
…今のような泥縄にはなってはいません
なぜ 日本政府にも日本社会にも
戦前の海軍省と同じ事ができる意思決定能力がないのでしょうか…
美しい国日本…
■首相「イベント自粛、10日程度は継続を」 対策第2弾
(朝日新聞デジタル - 03月10日 18:20)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6003882
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