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2020年03月11日13:28

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デマとパニック

■政府、マスク250万枚を民間放出へ 新型コロナで品薄
(朝日新聞デジタル - 03月11日 10:56)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6004592

 今回のこのマスク不足ということに関しては色々と整理して考えておかないといけないことが細かく詰まって混在しているような気がしてならない。

 まず一番解り難い原因の一つでありまた実はそれだけが原因であると言ってもいいものとして、「マスクに対する安全神話」、のようなものはあると思う。これがあるがために多くの人がマスクを求める。マスクが無いと不安になるという人はこの神話に取りつかれていると言っていい。かなりの数でこの神話を信じている人がいるために需要は上がる。

 専門家曰はく、「医療用や粉塵防毒などの業務専用マスクといった特殊なもの以外の一般的なマスクの着用ではミンナが重要視するほどのウイルス防護効果はないので無ければ無いでもいいです。予防に関してはそれよりも手洗いやうがいの回数を増やすことを徹底してください。陽性の方風邪や肺炎の症状のある方は出来る限りマスクをかけてください。」、と、繰り返しても届かない人には届かない。不安や恐怖は簡単に科学的な裏付けも優先順位も飛び越える。また、普段から清潔潔癖な癖のある社会が人の心を頑なにしていることも手伝ってマスクに対する執着心は消えて行かない。

 春節以降あっという間に店頭からマスクが無くなった。花粉症の季節を前にマスクを多めに店頭に並べ始めた薬局の想像をはるかに上回る数で新型コロナ対策のマスク需要が膨れ上がることになった。そして一方では主な生産所である中国工場が閉鎖になったため供給が止まった。この同時性が品薄に直結する。

 敏感で行動力のあるすばしこい人間が目の前に突如として現れた市場の原理に気が付いて儲けに走る。まずは買い占める。そこでさらに品薄に拍車がかかる。需要が供給を完全に上回り値は必然的に上がるので濡れ手に粟の大儲けということになる。インターネットという便利なものが出来たおかげで値段を釣り上げる方法も準備万端整っているという状況。マスク市場には既存の小売店とこの機に乗じて新規で市場に加わる転売目当ての人間と長期在庫品を高値で売る者達が混在している。市場原理で値が上がるのは違法でも何でもないがとにかく味噌糞一緒で世論は高値でマスクを売る人間たちに罵声を浴びせる。それはもう恨みに近い。

 結局ことがここまでに及んだ時点で法規制が入る。法外の高値でマスクを売ることを禁止するというもの。

 元をたどると、デマに近いマスク神話が原因な気もする。マスクが無いという不安が高値につながっている。それはさらに社会の不安をてこに高値をむさぼる転売者への恨みへまでもつながる。

 もしかしたら、「お医者さんが一番」「病気になった人が二番」「花粉症とか業務上必要な人が三番」、で予防目的の我々はやってもやらなくても大差はないということなので余っていたらする。ということで社会が回っていたなら、やっぱりそれでもマスク騒動は起きたのだろうか。
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